鳥かごに囚われた小鳥【onepiece】 (ページ8)

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#006. ページ8

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仕事の合間に抜け出してきた彼との時間を過ごせばまた、部屋を出ていく後ろ姿

何度目の行為だろうか。
私の身体は彼の手の中に埋もれてしまっているのだ。

私が初めて部屋から出るなと禁じられて2日後にローはコラさんと病気を治す為に旅に出ると若様から聞きどうにかして、挨拶だけでもさせてほしいとお願いをした

その日別れ際にローとの約束をした筈だったが

結局何年経ってもファミリーに戻ることは無かった
彼はファミリーを裏切ったと若様は言うが

私はそんなのどうでもよかったのかもしれない。
ただ元気になったローに会いたかったそれだけだった

それから数年後には若様ドンキホーテファミリー '王下七武海' へとなった

裏の社会にでもトップになり、今じゃ二つ名ジョーカーとも呼ばれるほど

そして、ドレスローザを侵略すれば今は現王と名乗りその国を支配している

私との身体の関係になったのもその頃からだった
家族としてではなく歳を重ねていくにつれて私はどんどん彼の手の中へ…

全身何も身についてない私はベットの下に無残に落ちてあったバスローブを手にしてシャワー室に入る

汗やらのベタつきを洗い流す
洗い流せば、バスタオルで身体を拭き取りバスローブに腕を通す

窓淵に座れば、変わらぬ風景を眺めはじめる
人や人形達が沢山溢れ返っておりとても賑やかだ。

『あなたは一体どこで何をしているの』

目線を少し上にあげればどこまでも広い海が見え小さく呟いた