鳥かごに囚われた小鳥【onepiece】 (ページ7)

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#005. ページ7

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正式にドンキホーテファミリーとなったローは

本格的に若様は彼を右腕に育てるために剣術体術を習わす。

ボロボロになりながらも毎日練習を繰り返し、練習後に怪我をしたローを手当するのが私の役目になっていった

『これでよし…今日も練習お疲れ様!!』

「…あぁ」

笑顔な彼女にぶっきらぼうに返事をする彼

それからは、数カ月後には拠点を離れ、他の海賊との争いも増えいき

ドンキホーテ海賊団の地位は上がっていった

海軍にも知れ渡り、それぞれファミリーの首には賞金がついた

そんな日々が3年続き、私とローは13歳となった。
時が過ぎていく度に彼の白い肌は広がっていく

『白いの増えてるね、』

「あぁ、俺の予想より長続きはしないかもな」

それは、死が近づいているということなのだろう

『治る余地はないの？？』

「治療法は今の所ない、死を待つしかない」

きっとこの世に神様なんて居ないんだろう。

それなら…

『…じゃあ！治療法を探しに旅に出ようよ！』

彼の顔は唖然としていた。

それもそうだ家族とはいえ、3年の日々を過ごしたただの他人なのに…
何故こんなにも俺の為にと

「駄目だ。」

その夜、若様に昼にローと話してたことを持ち掛けたが呆気なく却下される

『なんで？ローの寿命が迫ってるんだよ！』

「お前に何が出来る」

『でも…ローのこと助けたいの！』

彼女にとって彼を助けるのに必死である
どうにか説得をするも

「最近様子をみてら…お前はローの事しか頭がないようだな」

普段とは違った雰囲気が漂っていた。
いつも彼の考えていることが分からない…

『それは…家族だから…』

「暫くはこの部屋から1歩も出るな」

若様から発せられた言葉は、この時から私の人生は狂っていくのであった。