ヴィランになった出久くんと私【ヒロアカ】 (ページ18)

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緑谷side

朝、教室に入ると今までのような頭痛はなかった

きっと僕がヴィランになることを受け入れたからだろう

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取りあえず授業は乗りきって放課後だ

後は路地裏に向かうだけ

｢おい!!クソデク!!!!｣

｢っえ？な、なに？｣

かっちゃんめっちゃ怖い顔してるんですけど…!!

｢お前昨日何してたんだよ…｣

｢何って?…｣

｢俺は知ってんだかんな…お前が路地裏に入ってったこと｣

え…見られてた…

｢デクが路地裏に入ってったから俺もあとついてったら何も無かった…お前もいなかった…どういう事だよ｣

完全に僕だ…汗

ヴィラン連合のアジトに行くために黒霧の個性で移動したからいなくなったなんて正直なことも言えないしなぁー…

あーそれにみんな僕達の方ガン見だよー!!汗汗

｢なに黙ってんだよ…!!答えろよ!あ゛あ゛？

それともまた俺を見下してんのか？

オールマイトと会って調子乗ってんのかよ

だからいつまで経ってもクソナードなんだよ｣

ﾌﾟﾂﾝ…

頭のなかでなにかが切れる音がした

｢じゃあさ、かっちゃんは僕の気持ち知ってるの？｣

｢あ？｣

｢中学の時

毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日

僕のこと馬鹿にして爆破して

君はあの時ワンチャンダイブって言ってたけど僕が本当にしようとしたの知ってるの？

僕がどれだけ辛かったか…しってるの？…｣

…言ってしまった……

みんなシーンとなってるけど…

でももういいよね

むしろここまで耐えてたの褒めてほしい

｢じゃあねかっちゃん｣

そう言って僕は教室を出る

麗日さんと飯田くんのよびとめる声が聞こえたけど無視して行こう

ごめんね

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昨日準備したものを持って寮を出る

かっちゃん…次会うときは復讐する時だから

楽しみにしてるね

君が地面に這いつくばってる姿を見るのを