ヴィランになった出久くんと私【ヒロアカ】 (ページ14)

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緑谷side

あれから約1週間が立ち頭の傷みは引くどころか増していった

それに僕は本当にオールマイトのようなヒーローになれるのか不安だ

みんなに迷惑かけて心配されて麗日さんなんて凄く気を使ってくれてる気がする…

それに、あの時のヒーロー基礎学からかっちゃんに舌打ちされる回数が増えたような…

でもなんでだろう…

たしかに前も今も舌打ちされると怖いし僕がなにかしたんだったら申し訳ない気持ちになるけど

前にはなかった感情が出てきた

それは…

怒りや憎しみ

どうして僕ばかりこんな目にあうんだ

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あぁ、あの夢か…

｢無個性のお前なんかがヒーローになれるわけねぇーだろ！w｣

｢ちゃんと現実見ろよw｣

クラスの奴が僕をいじめる…

｢いつまでも夢見てんじゃねーよクソナードが!!｣

｢来世は個性が宿ると信じて屋上からのワンチャンダイブ!｣

かっちゃんが僕を爆破する馬鹿にしてくる

過去の夢だ

いつもと同じだと思ってたんだ…

オールマイトに現実見ろって言われて

ヘドロヴィランに捕まって目が覚める

`いつもなら´ ね…

でも今回はちょっと違ったんだ

｢なあ、こんな世界壊したいと思わないのか？｣

思った…僕だって無個性に生まれたかったわけじゃないのに

無個性は誰からも必要とされない…

ずっと1人だった…

｢俺たちと協力してこのゴミみたいな世界をぶっ壊さないか？｣

｢で、でも…僕は何も出来ないよ…｣

｢俺たちヴィラン連合にはお前の力が必要だ｣

｢っ…｣

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｢デクくん！デクくん！｣

…!!

えっと…

帰りのホームルームが終わって頭痛すぎてちょっと寝ちゃったんだよな…確か…

｢デクくんそんな所で寝てたら風邪引くよ!?｣

｢う、うん!起こしてくれてありがとう麗日さん｣

｢私寮もどるけどデクくんは!?｣

｢僕はやることがあるから先戻ってて!｣

｢うん分かった…でも顔色悪いよ?…無理はせんといてね…｣

｢すぐ戻るから大丈夫だよ!…｣

｢そっか…じゃあ先戻っとるね!｣

教室で僕一人になった…

笑いがこみ上げてきた

どうして今までこんなことをしてたんだろう？

僕は雄英を出てある場所へ向かった