ヴィランになった出久くんと私【ヒロアカ】 (ページ2)

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緑谷side

君はヒーローになれる

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その言葉を聞いて涙が止まらなくなった。
すごく嬉しかった。無個性で出来損ないのデクの僕がヒーローになれるなんて…

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そして僕はオールマイトからOFAを受け継いで雄英高校ヒーロー科で仲間と共にヒーローになる為に勉強しているはず…だった

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｢よし、…ﾆﾔﾘ｣

｢どうしたのですか？｣

｢黒霧か、ようやく算段がついた｣

｢もしかして、緑谷出久のことですか？｣

｢あぁ、Aと色々調べて分かったことがあるんだ。上手く行けば仲間になるぞ｣

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今日も雄英でいつも通り勉強して夜のランニングをしていた。

薄暗い路地裏から足音がこっち向かってきていた
嫌な予感はしてたんだ…でも、足が止まってしまった

｢おい、緑谷…｣

この声…聞いたことあるぞ
まさか…

｢死柄木…!!どうしてこんな所に!!｣

｢そんなことよりさぁ、俺と少し話さないか？｣

｢お前と話すことなんてｯｯ…｣

後ろにもう1人誰かいたことなんて気づかず、僕は殴られてそのまま意識を手放した