第三十二話 母、そして神 ページ34
『どうしたらいいの……』
1人、そんな声が響く
「迷っておるのか」
『！おばあちゃん』
そっと隣の椅子に座り話をした
「鳳凰の力を得て、なお神の力をも得ていたとは……やはりお主は恵まれておる。あの時も________」
おばあちゃんは話を続けようとしたけれどその後は話してくれなかった
『神は私に力を貸してくれてるだけよ』
「……ユノカ…お主の母も神に慕われ、その力を得ていた」
『！！』
「ここにはお主の母が残した神の鍵がある」
そう言っておばあちゃんは小さな箱を取り出し、その中身を見せてくれた
「右の鍵は豪炎の神、ウェスタ。左の鍵は疾風の神、ゼウスが宿っておる」
ウェスタの鍵は朱く、ゼウスの鍵は白かった
「全ての神を揃えたその時、“何か”が起こると言われている。鍵が揃う事をユノカは心待ちにしていた。お主が産まれると同時に鍵はずっとこの箱の中じゃったがなぁ。だからお主はその意思を継いでいけばよい。」
お母さんが諦めた夢
『……でもこの島は…！！』
「お主が全て丸く治めてくれたであろう？もうお主を、島を縛る物は消えた。皆にはわしが伝えておこう。」
決心はした。おばあちゃん基、母さんが持っていた鍵を受け取ってこう言う。
『おばあちゃん、私、行って来る。麦わらの一味とこの海を視るために！』
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杏(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます。勿体ないお言葉ありがとうございます。不定期更新ですが今後とも宜しくお願い致します！ (2021年9月9日 23時) (
レス) id: e0a67b3791 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月7日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣弥(プロフ) - 猫好好さん» やっぱり似てるんですかね？笑 有難うございますm(_ _)m (2015年12月19日 22時) (レス) id: 44363ee8ef (このIDを非表示/違反報告)
琉衣弥(プロフ) - 花誠さん» まだ分かりませんが、候補には上げときます！有難うございますm(_ _)m (2015年12月19日 22時) (レス) id: 44363ee8ef (このIDを非表示/違反報告)
猫好好(プロフ) - ポセイドンの力を借りた主人公ちょっとマギに似てるけど絵うまいですね(*≧ｖ≦) (2015年12月16日 7時) (レス) id: 9de83f85ef (このIDを非表示/違反報告)
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