絶対的戦力 ページ18
「ギャァァア！七武海がもう一人！？あれが本物！？」
叫ぶウソップにAは「少し黙って」と冷たく当たる。
「本物でも偽物でも私達にはもう”戦う”という選択肢しか残されていない」
Aがそう呟くと、騒がしかったウソップ達もグッと押し黙った。
「今”パシフィスタ”、と」
「パシフィスタって平和主義者って事でしょ？さっき倒した奴の名前かしら？」
Aはロビンとナミの会話に耳を澄ませる。なるほどね。
「テメェは何だマサカリ！！」
フランキーは声を荒立てる。
「人を武器の名で呼びやがって、ワイに質問しても無駄だ。お前らに教える事は何もねぇよ。ワイは世界一ガードの堅い男。したがって口も硬いんだ」
「な、名前ぐらい名乗ったらどうだ！？」
ウソップの言葉に相撲取りの男は「なんも答える筋合いはねぇな」としらけた態度をとる。
「言ったはずだ。ワイは世界一口の堅い男、戦桃丸だ」
「おお、そうか。戦桃丸か」
「はっ！…今はワイが自発的に教えたんだぜ…テメぇの質問には答えてねぇ」
ふーん。アホね。Aは嘲笑う。
「貴方はさっきパンク野郎と言ったわね。即ちDr.ベガパンクの事でしょう？そしてパシフィスタという名の平和主義者。正義を掲げる海軍、又は世界政府の物と言った所ね。
口が硬い？口が緩いの間違いじゃないかしら？」
隣にいるウソップ達は、おいおい煽りすぎだ、とヒヤヒヤした表情を浮かべている。だが当のAはそんな様子は一切見せない。それどころか、フッと鼻で笑ってみせる。
「ああ？…テメェは…」
そう言って戦桃丸はAを凝視し、悪い笑みを見せた。その口角を不気味なほどに上がっている。
「おいおい、テメェみたいな女がこんなトコに居ても良いのかよ」
「！！」
Aは殺気立つ。だがその微かな殺気に気づいた者は誰も居ない。戦桃丸を除いて。
すると、ルフィの声が聞こえた。
「ここは逃げよう。一緒じゃダメだ。バラバラに逃げるぞ」
「「……」」
A達が生き残れる唯一の道。船長としての決断だろう。例えそれが逃げる事だとしても。
「ええ賛成ね」
「「逃げるの賛成！」」
ウソップとチョッパーはその場から一目散で逃げる。ルフィ、ゾロ、サンジもバラバラで逃げる事決意した。
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れ(プロフ) - とってもおもしろいです！これからも楽しみにしてます、、！頑張ってください！ (2020年8月1日 3時) (
レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉(プロフ) - 名無し34187号さん» わざわざコメントありがとうございますTT。嬉しいです(^ ^)これからも更新頑張りますね！！ (2019年12月10日 14時) (レス) id: 7be676ba1b (このIDを非表示/違反報告)
名無し34187号(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです泣。相変わらずの文才で、内容までめちゃくちゃ面白いです！！これからも更新楽しみにしています！ (2019年12月10日 14時) (レス) id: 00aa3bdea9 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 1番か4番がみてみたいです！ これからも頑張ってください！！ (2019年6月3日 18時) (レス) id: 33ef8a9a51 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - �θ屬�見てみたいです！！ (2019年6月3日 6時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉 | 作成日時：2019年5月26日 19時
