絶対的戦力 ページ13
「誰だお前？」
頭にハテナを浮かべ、首を傾げるルフィの前にはある人物がいた。身長はざっと六メートル程。
この男は＿＿
「…早速ね」
ルフィは正体を知らないらしく、呑気に目の前の男を見上げている。だが、それとは反対にナミとウソップは後ずさりをした。その顔には恐怖が浮かんでいる。
「下がれ！ルフィ！！」
「そいつ！七武海の一人よ！！」
二人は彼の事を知っているようだ。まぁそれが当たり前なのだが。
「七武海？なんでみんな知ってんだ！？」
皆が顔を顰める中、ルフィは敵に背中を向け、仲間に疑問を投げかける。その隙に七武海の男が手袋を外した。そしてルフィ達に手の平を向ける。
そこには小さな空洞。嫌な予感。
「その攻撃絶対受けるな！衝撃波だ！！」
衝撃波…。
ドッカーーン！！
サンジがそう叫んだのと同時に、レーザーのような攻撃が降ってきた。
「何これ！？」
「こんな事も出来たのか！？アイツ！」
仲間達の発言からして、一戦を交えた事があるらしい。
「バーソロミュークマ、何故またここに…」
「あの野郎…」
ロビンは男の名を口にする。その隣でゾロは眉を顰めた。その脳裏には、一生忘れる事のないだろう、生々しい記憶。
ルフィは仲間の発言から、「スリラーパークで後から来たって言ってた奴か！」と納得した様子だ。
本来ルフィ以外の仲間が知っている衝撃波というのは、手の平にある肉球からだと言っている。だがさっきレーザを出した彼の手に肉球はついていなかった。
もしかして自由自在に肉球を出す事が出来るのだろうか。詳しくは知らない。だからこそこちら側から攻撃を仕掛けないと彼の能力の原理が掴めない。
「私一回殴ってくる」
「は？何言ってるの！？相手は七武海よ！」
ナミの返事にAは「そんな事は知っている」と冷静に返す。そして地を蹴った。
「A！！」
結構飛んだ。七武海の男より高い位置にいる今、軽く見下ろすと唖然としている麦わらの一味が視界に入った。戦力に向いてなさそうな女がここまで飛ぶとは予想外だったのだろうか。
思いっきり拳を握る。そして敵の顔面に切れのある重い一撃を当てた。
ドーン
思ったより吹っ飛んだ。Aは目をスゥと細め、身軽く着地する。
「おい！お前馬鹿力すぎだろう！！！」
「スゥゥーパァァだぜ！この悪女。見かけによらないっつーのはこの事だな」
次々と声を上がる。だがAは別に凄くないと言ったように、涼しい顔を見せた。
「あの力は私の本当の力じゃない。私はただ自身の拳と契約をしただけ」
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れ(プロフ) - とってもおもしろいです！これからも楽しみにしてます、、！頑張ってください！ (2020年8月1日 3時) (
レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉(プロフ) - 名無し34187号さん» わざわざコメントありがとうございますTT。嬉しいです(^ ^)これからも更新頑張りますね！！ (2019年12月10日 14時) (レス) id: 7be676ba1b (このIDを非表示/違反報告)
名無し34187号(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです泣。相変わらずの文才で、内容までめちゃくちゃ面白いです！！これからも更新楽しみにしています！ (2019年12月10日 14時) (レス) id: 00aa3bdea9 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 1番か4番がみてみたいです！ これからも頑張ってください！！ (2019年6月3日 18時) (レス) id: 33ef8a9a51 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - �θ屬�見てみたいです！！ (2019年6月3日 6時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉 | 作成日時：2019年5月26日 19時
