◇2427. 入電 ページ18
Ｎｏ ｓａｉｄ.
＿＿＿S.T.Y.X.本部
「２１：１８、LODエリア９-４０より緊急魔法災害警報入電！ 信号の発信元IDは……魔導ヒューマノイド・ＯＲＴＨＯ！」
S.T.Y.X.本部、管制室にて。
S.T.Y.X.所員はオルト・シュラウドの信号を受信。
「……！？ なんだ？
同、２１：１８、数値計測不可能な魔力の出現。発信源は不明。
同、２１：１８、警報停止。 通信、終了しました」
「LODエリアのプロット計測器のログを取得。賢者の島で大規模な魔法災害が発生した模様」
「災害発生直後よりブロット計測器のログが途切れており、詳細な災害状況は不明」
「賢者の島……だと？」
ヘルメットを被った男が反応する。
管制室に入って来たその男を所員達は「所長！」と呼んだ。
まるで素顔を明かさないように、頭部の全てを隠すヘルメットを被った男はオルト・シュラウドにより受信されたデータに目を通す。
「本部にお戻りになっていたのですね」
「ああ。至急魔法災害による被害状況の確認を」
ヘルメットの男は、スマホを取り出し電話をかける。
しかし��おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません��と、ナレーターの音声が入る。
「………………。
…………イデアのスマホにも繋がらない。オルトと一緒に被災した可能性がある。
魔法機動隊の賢者の島駐在所に連絡を」
「はっ！」
指示を受けた所員はすぐに端末を操作する。
所員は指を止める。
「……………………所長」
「どうした」
「魔法機動隊の駐在所に連絡がつきません……！」
「警察、消防、船舶関係の民間企業もあたりましたが、すべて電波障害が発生しており、通信不能！」
「なんだと……！？」
所員達は事の重大さに顔を青くし、ヘルメットの男も只事ではないと少々冷静さを欠く。
そして彼らは嘱目することになる。
「観測衛星からの賢者の島上空の最新映像を所得！ モニターに表示します」
「！？」
モニターに映し出されたその光景に、S.T.Y.X.所員達は驚愕する。
賢者の島が��何か��で、覆われている。
それはまるで、��終焉��を表すかのような、そんな異質で、得体の知れない光景だった。
「��何か��が……賢者の島を、丸ごと覆っている」
「観測衛星の魔導光学センサーによれば、魔法によるエネルギーフィールドと予想されます」
「……」
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冬雪(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。こういうコメントが自分の励みになり、続けることができています。応援、ただ嬉しいです。更新頻度が落ちていますが頑張ります。 (4月21日 21時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
もも - コメント失礼させていただきます。こんな長編は初めて見たので更新がこんなに長く続けられることに驚いてます！天才じゃんと驚きました！1から読んでみます！応援させてください！この作品が楽しみです！ (4月21日 13時) (レス) @page8 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 72さん» コメントありがとうございます。励みになります。頑張ります (2月13日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
72 - やっと追いつけました！！最初のお話からなにこれすご。えっ天才じゃんと思いながら読んでいます。こんなに長く続編があると私としては凄く楽しみになっています。これからも大変かもしれませんが頑張ってください。 (2月13日 15時) (レス) @page22 id: 3801a7866d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ゆきっきさん» コメントありがとうございます。オリキャラに解釈一致はとてもよかったです (12月31日 6時) (レス) @page13 id: ff98c35051 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2023年11月13日 0時
