◇2422. 至極簡単な方法 ページ13
オルト.
エデン「そーいえば自己紹介がまだだったね。
僕の名前は��エデン・ノースカノン��。よろしくね」
オルト〈エデン・ノースカノンさん……〉
エデン「僕は��エデン・ノースカノン��。よろしくね」
オルト〈…………え、なんで２回言ったの？〉
エデン「大事なことだから」
ビックリした。
一瞬時間が巻き戻ったのかと思った。
エデン「あ、お菓子食べる？」
オルト〈いや、今はお菓子を食べている場合じゃなくて……〉
エデン「ていうか僕、お菓子持ってなかった」
なんだこの人
オルト〈もう……。貴方は緊張感のない人だね。貴方は今の状況を理解していないのかな？〉
エデン「理解しているさ。誰よりもね」
オルト〈その自信はどこから来るの〉
エデン「マレウス・ドラコニアが子供だから」
僕は目を張る。
オルト〈え……〉
エデン「この状況はマレウス・ドラコニアによる暴走……つまりは��オーバーブロット��によるものだよね。 ��オーバーブロット��なるものは本になるくらいには歴史深い忌むべき症状だけれども、そう頻繁には起こらない」
エデン・ノースカノンさんはまるで人が変わったように淡々と語り出す。
エデン「まあ、大体は許容範囲を超えた魔力の使用、プラス術者本人でもコントロールできない感情の暴走がきっかけで起こるから、オーバーブロットを鎮めるには結局、術者本人を戦闘不能にしないといけないわけだけど…………相手が相手となると骨が折れるどころの話じゃないよね」
「オーバーブロットが生じるなら、魔法なんて最初から作らなきゃ良かったものの……」
エデン・ノースカノンさんはぶつぶつとそう呟く。
オルト〈……貴方は、マレウス・ドラコニアさんと知り合いなの？〉
エデン「ん、まあね」
オルト〈なら、この状況をどうにか出来る方法はないかな？ マレウス・ドラコニアさんを倒せなくても、眠らされてる人を起こすとか〉
エデン「簡単な事だよ。
��マレウス・ドラコニアを倒す��。ただそれだけ」
オルト〈……〉
それが難しいから困っているのだけれど。
エデン「にしても子供ってすぐ癇癪を起こすよね。まあでもイヤイヤって泣いてるところがまた可愛いのだけれど」
オルト〈……〉
なんなんだ、この人。
おちゃらけてると思ったら急に真面目になったり。
なんというか……接し難いというか……。
オルト「(声をかけるの、早まったかな……)」
.
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冬雪(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。こういうコメントが自分の励みになり、続けることができています。応援、ただ嬉しいです。更新頻度が落ちていますが頑張ります。 (4月21日 21時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
もも - コメント失礼させていただきます。こんな長編は初めて見たので更新がこんなに長く続けられることに驚いてます！天才じゃんと驚きました！1から読んでみます！応援させてください！この作品が楽しみです！ (4月21日 13時) (レス) @page8 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 72さん» コメントありがとうございます。励みになります。頑張ります (2月13日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
72 - やっと追いつけました！！最初のお話からなにこれすご。えっ天才じゃんと思いながら読んでいます。こんなに長く続編があると私としては凄く楽しみになっています。これからも大変かもしれませんが頑張ってください。 (2月13日 15時) (レス) @page22 id: 3801a7866d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ゆきっきさん» コメントありがとうございます。オリキャラに解釈一致はとてもよかったです (12月31日 6時) (レス) @page13 id: ff98c35051 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2023年11月13日 0時
