◇2420. 騒ぐ男 ページ11
オルト.
「す、」
す？
「すっげえええええええええ！！！！」
��彼��はそう言った。
��彼��はそう言った。
��彼��はそう叫んだ。
オルト〈…………は？〉
「こ、これがナイトレイブンカレッジの７つの寮の１つ、��イグニハイド寮��！？ グレート・セブンの死者の国の王のイメージに忠実すぎるでしょ！ ヤバい！想像以上に凄い！」
「テンション上がるよ、フウウウ〜！」
まるで深夜テンションの兄さんのように、子供のような無邪気な表情で、寮の玄関前で動き回る��彼��。
今操作している監視カメラはイグニハイド寮の物のため、イグニハイドの敷地内であればお互いの音声が聴こえるようになっている。
「鏡を通ってそれぞれの寮に行き着くってだけでも凄いのに、イグニハイド寮に辿り着いた瞬間骸骨がお出迎えとか一瞬お化け屋敷！？って思ったよね。でもなかなか退屈しないよね！ だってイグニハイド寮みたいに、グレート・セブンの象徴とした寮があと他に６つもあるんだから！」
オルト〈そ、そうだね〉
「にしても不思議だよね、ナイトレイブンカレッジは。大昔からあるというのにその歴史は衰えることなく、今も魔法士の名門校として若者からは憧れを抱かれ、賢者の島の高台に古城の如く佇んでいる。
僕の予想では１００年くらいで閉校するもんだと思っていたけれど。あっはっはっ！」
オルト「(すっごい喋るなあ、この人……)」
��彼��にとって、ここがそれ程珍しい場所なんだろうなって、わかるけれど。
ウチの寮に興味津々なのは嬉しいけれど、今は緊急事態。 僕は１つ咳払いをして��彼��に話しかける。
オルト〈えっと、僕の声は聞こえているよね？〉
「うん、聞こえているよ。
スピーカーか何かから通しているのかな？」
オルト〈そうそう！
それでね、今度は貴方に今僕が居る場所に来てほしいんだ〉
「おけ」
オルト〈軽っ〉
「僕は今、好奇心に満ち溢れているからね！何はともあれ、胸が高鳴る方へ歩く。それが僕の生き方だったよ」
��彼��は迷い無く、その足を動かす。
オルト「(��彼��を見ていると、なんだかデジャヴを感じる)」
この違和感は、なんなのだろう……
寮内へと赴いた��彼��を、僕は監視カメラを確認しながら寮長室へと誘導する。
��彼��は部屋の前に立つと、扉を開けた。
オルト〈こんにちは！〉
「……ん？」
オルト〈こっち。こっちだよ！〉
.
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冬雪(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。こういうコメントが自分の励みになり、続けることができています。応援、ただ嬉しいです。更新頻度が落ちていますが頑張ります。 (4月21日 21時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
もも - コメント失礼させていただきます。こんな長編は初めて見たので更新がこんなに長く続けられることに驚いてます！天才じゃんと驚きました！1から読んでみます！応援させてください！この作品が楽しみです！ (4月21日 13時) (レス) @page8 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 72さん» コメントありがとうございます。励みになります。頑張ります (2月13日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
72 - やっと追いつけました！！最初のお話からなにこれすご。えっ天才じゃんと思いながら読んでいます。こんなに長く続編があると私としては凄く楽しみになっています。これからも大変かもしれませんが頑張ってください。 (2月13日 15時) (レス) @page22 id: 3801a7866d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ゆきっきさん» コメントありがとうございます。オリキャラに解釈一致はとてもよかったです (12月31日 6時) (レス) @page13 id: ff98c35051 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2023年11月13日 0時
