◇2383. イメージ ページ36
イヴ.
オルト「リリア・ヴァンルージュさん。
今日はお招きありがとうございます。
兄さん……イグニハイド寮長、イデア・シュラウドも誘ったんだけど、今日は都合がつかなくて」
リリア「それは残念じゃ。お主からよろしく伝えてくれ」
オルトくんがリリア先輩の挨拶に行くと、リリア先輩はオルトくんの様子を伺うように見つめる。
相手がヒューマノイドだと、やっぱり不思議に思っちゃうよね。
けれどリリア先輩はオルトくんのひと言、ふた言で会話や仕草が身近に居る��人間��と変わらないことを察したのか、すぐににこり、と穏やかな笑みを浮かべた。
リリア「あやつとはあまりプライベートなことを話す機会はなかったが……なかなかにコアなゲーマーだと聞く。 わしもここに入学して以来、ネトゲにハマっていてな」
オルト「へえ！ ディアソムニアの人でもゲームやるんだね」
「意外だよな」
『薄暗い書庫で古い魔導書読んでるイメージしかないよね』
「オマエはディアソムニアの奴らを老魔導士かなんかだと思ってたわけ？」
私の後ろの方でこそこそ、と話すエースくんとデュースくんとAちゃん。
Aちゃん、それは偏見すぎ。
リリア「ははは！ お主の兄にも似たようなリアクションをされたな。 いつかイデアをマルチプレイに誘いたいと思いつつ、結局誘えずじまいじゃった」
オルト「そうだったの？
兄さんを誘おうとしてくれてたなんて嬉しいな。
リリアさん。よかったら僕とアドレス交換しない？ 遠くの国に行っても、ネットではいつでも一緒に遊べるでしょ？」
リリア「うぅん。移住先はネットもろくに通っておらぬ場所なんじゃが……」
リリア先輩は苦笑いを浮かべた。
ネットもろくに通らない場所、かあ……。
リリア先輩、そんな所に行っちゃうんだ。 大丈夫なのかな、高校生がそんな所に。
しかも噂では１人で行ってしまうらしい。
家族と一緒じゃなく、１人で。
とても勇気がいる決断だと思う。
どうして、なんて……聞くのは不粋だよね。
オルト「そっか。もしナローバンドだったらMMOやFPSは厳しいかもしれないね……。 でも連絡先さえ交換しておけば、いつかブローバンドが開通した時に遊べるよ」
リリア「……そうじゃな。
ではアドレスだけ交換しておこうか」
オルト「メッセージアプリのクイックコードを表示してくれたら、僕が読み取るよ」
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冬雪(プロフ) - すたさん» コメントありがとうございます。最初から見てくれるの嬉しいです。頑張ります (6月11日 23時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - うおおお！！おもろすぎて最初から見てきました！応援してます！！ (6月11日 22時) (レス) @page50 id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 潤華さん» コメントありがとうございます。とても恐れ多いですが、すごく嬉しいです。頑張ります (5月20日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - 冬雪さんが全占ツク作者の中で一番好きです(変に作者がずけずけ出てきたりしないし)！面白くて何回も見返してしまいます！これからも応援しています、頑張ってください✧ (5月20日 19時) (レス) id: 9876854e3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あんりさん» コメントありがとうございます。楽しみです。頑張ります (5月13日 6時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2023年3月20日 0時
