◇2362. アドバイス ページ15
Ｎｏ ｓａｉｄ.
ジェイド「普段僕は��技を見て盗め��を信条としているのですが、本日でお別れということで、最後に１つ質問をしても？」
リリア「もちろん。わしに答えられることなら」
ジェイド「マレウスさんのように自由奔放な……失礼。 マイペースな方をサポートするスキルは、どのように身につけられたのですか？」
リリア「特別なことはなにもしておらぬ。 単に慣れじゃよ。
マレウスの祖母も……母も。 ドラコニア一族は、マレウスとは比べものにならんほど超マイペースで頑固者揃いでな」
「どいつもこいつも、わしの言うことなどちっとも聞きゃあしない」と、リリア・ヴァンルージュはやれやれと言わんばかりに、本当に困り果てた事だと訴えかけるように、落胆した。
リリア「それに比べれば、マレウスなどまだまだ可愛いものよ」
ジェイド「なるほど。では学園に入る前から長年、家族ぐるみのお付き合いがあったのですね」
リリア「そうじゃ。
長い……長い付き合いになる。
それも今日までと思うと、やはりちと寂しいのう」
眉を下げて笑うリリア・ヴァンルージュに「えー、寂しい〜？」とフロイド・リーチが顔を覗きながらそう言う。
フロイド「なら、まだ一緒にいりゃあいいのに。
メンダコちゃんとは学年ちげーし、学校行事くらいしか絡むタイミングなかったけどさぁ、クラゲちゃんから��超つえー��って話は聞いてたし、１回本気でやってみたかったな。
なんで学校辞めちゃうの？」
そう問われたリリア・ヴァンルージュは顔を伏せ、
小さな声で、
「……あやつらに��超よえー��姿を見せたくなかったからじゃ」と呟いた。
フロイド「あ？ ゴメン、周りうるせーから聞こえなかった」
リリア「魔法が使えない者は、特例を除きこの学園に籍を置くことはできない。 わしもそれに従い去るということだけの話よ。
在学中に生意気な後輩の鼻っ柱を折ってやれず、わしも残念じゃ」
フロイド「は〜？ 言うじゃん。
オレ、簡単に折られる気ねーけど？
ま……でも、これでお別れだし。一応年長者を敬って、そういうことにしといてあげる」
ひと通り話し終え、満足した彼らは「んじゃ、メンダコちゃん。元気でねぇ」と踵を返す。
リリア「……なあ、お主ら」
アズール「はい、なんでしょう？」
リリア「………………いや、なんでもない。
お主らも元気でな、悪たれ小僧ども」
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冬雪(プロフ) - すたさん» コメントありがとうございます。最初から見てくれるの嬉しいです。頑張ります (6月11日 23時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - うおおお！！おもろすぎて最初から見てきました！応援してます！！ (6月11日 22時) (レス) @page50 id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 潤華さん» コメントありがとうございます。とても恐れ多いですが、すごく嬉しいです。頑張ります (5月20日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - 冬雪さんが全占ツク作者の中で一番好きです(変に作者がずけずけ出てきたりしないし)！面白くて何回も見返してしまいます！これからも応援しています、頑張ってください✧ (5月20日 19時) (レス) id: 9876854e3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あんりさん» コメントありがとうございます。楽しみです。頑張ります (5月13日 6時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2023年3月20日 0時
