◇2361. オクタヴィネル ページ14
Ｎｏ ｓａｉｄ.
アズール「リリアさん！
このたびは、��モストロ・ラウンジ��のケータリングサービスをご利用頂きありがとうございました」
ジェイド・リーチ、フロイド・リーチを傍らに、アズール・アーシェングロットは見目良い動作で頭を下げた。
リリア・ヴァンルージュの送別会で用意された豪華な飲食の品々は全て��モストロ・ラウンジ��で仕出しされたものだ。
アズール「いやぁ、それにしても盛大ですね。 教員も含めて学園関係者を全員招待なさるとは」
生徒はもちろん、デイヴィス・クルーウェルやモーゼズ・トレインなどの教師面々がいれば、サムなど教師ではないといえどナイトレイブン・ガレッジの生徒であれば少なからず世話になっている職員も、この送別会に招かれ、グラスを片手に楽しんでいる。
リリア「くふふ。王族、貴族に商人に……実に華やかな集まりじゃろう？ わしがあやつにしてやれるのは、これくらいのものだからな」
アズール「あやつ……？ 今日はリリアさんのお別れ会だったと記憶していますが」
リリア「いや、こちらの話じゃ」
話を逸らすように、リリア・ヴァンルージュはあどけない笑みを浮かべた。
アズール「今日の料理に使われた食材は、【珊瑚の海】や【陽光の国】から取り寄せた一級品ばかり。 旅立ちの餞に、僕から魚料理とデザートを１種ずつプレゼントさせていただきました」
リリア「おぉ、太っ腹だのう！ ではこれで、
お主らがマジフト大会で、獅子の子らに加担したことはチャラじゃな？」
そうリリア・ヴァンルージュが嘲笑えば、「はて？ リリアさんが何をおっしゃっているのか、僕にはさっぱり……」と、アズール・アーシェングロットはとぼける。
が、「くふふ……」とリリア・ヴァンルージュは逃さなかった。
リリア「アズール。過ぎたる欲は身を滅ぼすぞ。 重々気をつけるがよい」
アズール「最後まで食えない人だな。
先輩からのご指導、ありがたく頂戴します」
アズール・アーシェングロットは冷汗を流しながらリリア・ヴァンルージュに頷いて見せた。
ジェイド「リリアさん。あなたのマレウスさんをさりげなくもしっかりと補佐する手腕、いつも勉強させていただいていました」
ジェイド・リーチは普段通りの笑みを浮かべながら、自身の胸に手を添える。 軽く会釈する。
リリア「(…………此奴らが、あの時の……)」
.
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冬雪(プロフ) - すたさん» コメントありがとうございます。最初から見てくれるの嬉しいです。頑張ります (6月11日 23時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - うおおお！！おもろすぎて最初から見てきました！応援してます！！ (6月11日 22時) (レス) @page50 id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 潤華さん» コメントありがとうございます。とても恐れ多いですが、すごく嬉しいです。頑張ります (5月20日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - 冬雪さんが全占ツク作者の中で一番好きです(変に作者がずけずけ出てきたりしないし)！面白くて何回も見返してしまいます！これからも応援しています、頑張ってください✧ (5月20日 19時) (レス) id: 9876854e3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あんりさん» コメントありがとうございます。楽しみです。頑張ります (5月13日 6時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2023年3月20日 0時
