◆2130. 流レル 赤イ 液体 ページ25
Ｎｏ ｓａｉｄ.
獅子の口の端から赤い液体が一筋垂れる。
ジャミル「レオナ先輩！」
レオナ「よそ見をするな注意をそらすな集中しろ。
……たたみかける」
獅子がステッキを床に突き立てると、突如地震が発生し、大形態のファントムは揺れに揺られ、体勢を崩す。
レオナ「ヴィル！！」
獅子がそう叫べば、鏡の女王は詠唱を行う。
鏡の女王の頭上に、太陽を思わせる巨大な灼熱の大火球が生成され、それを容赦なく大形態のファントムに放つ。
《ギイイイイイイイイイイイ！！！！！！！！！》
猛火に焼かれる大形態のファントムは断末魔の叫びを上げながら塵も残さず、焼き尽くされた。
イヴ「………………………………すごい」
ルーク「な、なんとか倒せたようだね……うっ」
『！ まって、今すぐ手当を』
ルーク「大丈夫、傷は浅いよ。 ただ、ブロットを浴びてしまったせいか少し気分が悪い」
そう言って項垂れるルーク・ハント。
刹那、彼らが入って来た収容所の入り口の方から何かが叩いているような衝撃音が響く。
イヴ「ヒッ……！」
ヴィル「次から次へと、今度は何！？」
Aは怯えるイヴを自分の方へ引き寄せ、何があっても対応できるように、空いた片方の腕をルーク・ハントの前に出す。
扉の向こうから聞こえてくるその声は、彼らを震撼させた。
《ジュピタァ……タオス……ジュピタァァァァ！！！》
ヴィル「この声は……タイタン！？」
レオナ「チッ。 コッチでも相手しなきゃなんねぇのかよ」
ジャミル「ですがここで相手をするとなると危険です！」
ルーク「とにかくこの収容所を出て、施錠をするんだ。 ほんの一瞬かもしれないが迎え撃つ準備をする時間が稼げる！」
ヴィル「急ぎましょう！」
彼らは出口へと走り、収容所の外に出ると、すぐさま施錠を試みるが入り口の方で微かに開いた扉の隙間から彼らを覗くタイタンズ・アースとかちり、と目が合う。
タイタンズ・アースは彼らを認識すると躊躇なく魔法の光線を放った。
『先輩！！！』
Aはレオナ・キングスカラーとジャミル・バイパーを押すと、その放たれた光線は地面と一緒に彼女の腕をも斬り落とす。
ジャミル「！！！」
レオナ「！！！」
『あ"ぁ"あっ！！！』
エペル「Aッ！！！」
イヴ「Aちゃん！！！」
Aは悲痛な叫びをあげる。
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冬雪(プロフ) - たまごっちさん» コメントありがとうございます。これからも夢主達のことを見守っててくれたら嬉しいです (2022年8月12日 15時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
たまごっち - "男"の手は彼女達をすり抜ける。……ということはもう、お父さんって…あぁぁぁ、続きが楽しみすぎる！！！夢主ちゃんとイヴちゃん、幸せになって…(泣) (2022年8月12日 11時) (レス) @page37 id: 761df69c60 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - とうもろこしさん» コメントありがとうございます。父親参戦です (2022年8月12日 9時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
とうもろこし - お、お、お父さん！？！？夢主達、少しづつ記憶を取り戻してきてるってこと…？ (2022年8月12日 9時) (レス) @page37 id: 761df69c60 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - トワさん» コメントありがとうございます。ふとした時に雰囲気変わるスカラビアいいですよね。頑張ります (2022年8月11日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年7月23日 0時
