◆2048. 〈第２タワー〉攻略組 ページ41
Ｎｏ ｓａｉｄ.
〈��雷霆の槍��充電完了。 全魔導回路異常なし〉
ジャミル「レオナ先輩、充電が終わったみたいです。 ……レオナ先輩？」
ジャミル・バイパーはレオナ・キングスカラーに��雷霆の槍��の充電を終えたことを伝えるが、ソファーに腰掛けている本人に反応が見られない。
ジャミル・バイパーは近寄って、レオナ・キングスカラーの顔を覗き見た。 獅子は比較的静かな寝息を立てていた。
寝てる。
ジャミル「寝てる！？ 嘘だろ、こんな非常事態に！？ レオナ先輩、起きてください！」
レオナ・キングスカラーの身体を揺ら起こせば、獅子は大きく口を開いて欠伸をした。
「(なんて緊張感のない人なんだろうか……)」ジャミル・バイパーは少々呆れ、ジト目で彼を見た。 とある��少女��と、その姿を重ねながら。
レオナ「……充電は終わったか？」
ジャミル「はい。 格納庫に保管されていた食料と、医薬品も集めてきました。いつでも出発できます」
レオナ「……おい。俺は休憩しろって言ったはずだが？」
ジャミル「でもこの先、またあんな敵が出てくる可能性もあります。気は抜けません」
「次に補給できるのは２つ下の、第８層ですよ。 そこまでもたなかったときのことを考えて……」と、用心深さの表れが言葉としてつらつらと発せられると、
「あーあー、わかったわかった。
お前がそうしたいならそうすりゃいい」とレオナ・キングスカラーはいろいろと諦めた。
レオナ・キングスカラーは立ち上がり、「ほら、さっさと行くぞ」と��雷霆の槍��へと足を動かす。
〈��雷霆の槍��省エネルギーモード。
起動時は操縦者による指紋照合、音声確認、または魔力のチャージを行ってください〉
ジャミル「よかった、省エネモードなら俺でも扱えそうだ。 レオナ先輩、��雷霆の槍��は俺が持ちましょう」
レオナ「いい」
ジャミル「いえ、そういうわけには……」
レオナ「いつまた厄介な敵が出てくるか分からない状態で、大切な切り札をお前に渡すわけないだろ」
ジャミル・バイパーの前に出たレオナ・キングスカラーは��雷霆の槍��に浮遊魔法を宿し、軽々と宙に浮かす。
ジャミル「しかし……いくらレオナ先輩でも、先程の戦闘で疲弊しているはずです。 ここは俺が、」
レオナ「あああぁぁぁぁ〜っ鬱陶しい！！」
吐き出すような怒号が��タルタロス��内に響き渡った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冬雪(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。次回の更新は少し時間を開けてしまいますが、待ってもらえたら嬉しいです。主人公のこと大好きになってくれて嬉しいです (2022年6月22日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 今回も安定に面白かったです！主人公のどんな時でも冷静で余裕溢れてる感じが大好きです。1年組の支え合って成長していくのがNRCでは新鮮で可愛いですね💕頑張れ、少年少女達！ (2022年6月22日 2時) (レス) id: 8cb660ee08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冬雪
| 作成日時：2022年6月13日 0時
