■49.彼らと少女 ページ49
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オールマイト「いや、とてもいいにくいのだが……今回は白野くんは関わらないでもらいたい」
『……』
ホークスさんが私の顔を覗き込む。
ホークス「わっかりやすい程の絶望顔ですね」
オールマイト「白野くんは雄英の生徒だから簡単に戦場へは送り出せないんだ」
『……しかし私は戦えます』
相澤「おい白野」
『私を鍛えたのは貴方達じゃないですか』
まだ子供だからとか、卵だからとか、そんなのもう関係ない。
ヒーローは命懸けで全てを救い、全てを守る。
ヒーローである自分自身がいつ死んだっておかしくないわけだ。
その道を選んだのは自分なのだから死んだら自業自得というわけなのだ。
私はその覚悟はとっくの昔に出来ていた。
『普通科に入学する筈だった私をヒーロー科に無理矢理にでも編入させたのはオールマイトさんです』
オールマイト「……」
『そして貴方は相澤先生、ファットさん、ホークスさんを私の師匠として紹介した』
ファット「A……」
張り詰めた空気。
私はオールマイトさんを安心させるように口元を緩ませた。
『もう、大丈夫です』
オールマイト「白野くん……」
『全て守ります。全て救います。
多少街は崩壊してしまうかもしれませんけど狙われている少年も、巻き込まれる一般市民も、誰にも守ってもらえないヒーローも全部』
するとゆっくり立ち上がったオールマイトさんは私を見据えた。
オールマイト「……君は、本当に不思議な子だ」
『……』
オールマイト「君は��幼馴染��と戦うことになるんだぞ」
『そこは大丈夫ですよ。もう脳内で１００回くらいは余裕で殺しているので』
相澤「考えてることがヒーローじゃねぇ……」
『誰でも考えることですよ』
相澤先生とホークスさんとファットさんは私の師匠といえる。
しかしオールマイトさん含めて彼らとの関係は秘密ということにしているのだ。
��私��という存在は限られた者にしか知られていなくて、世界的に秘密にされている。
しかし、オールマイトさんが何故��私��という存在を知ったのか、それもまた秘密なのだ。
絶対に知られてはいけない
知られてしまったら最後、敵とヒーローは、
��私��を奪い合う、らしい。
『(スケールの大きい話だからあまり実感は湧かないけど)』
オールマイト「しかし今回の案件は本当に君を巻き込むことは出来ないんだ」
「すまない」と何故かオールマイトさんは謝った。
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人間 - すっごく面白いです！！頑張ってください！応援してます！（語彙力） (2019年9月6日 19時) (
レス) id: b33d8396d9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 喰み娘さん» コメントありがとうございます。そういう使い方もありますね。アドバイスありがとうございます (2019年9月6日 18時) (レス) id: 5b22ab9dc3 (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 下記とは関係のないご提案なのですが、6.常闇くんのお話の中にて「お花を水に入れて浸す」という表現をされていますが「浸す」より「挿す(サす)」の方が主様のご意向に添った表現になるのではないかと思いました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 初めまして！個人的に1.緑谷くんとの話が好みです。ジ○リが好きなのも好印象だし夢主の夢が朝屋根の上でトランペットを吹くというのも笑えました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月1日 3時
