■47.【檸檬色】密会 ページ47
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『……私、乱暴されるんですか？』
相澤「んなわけねぇだろ」
学校終わりに突然相澤先生に呼び出されたと思ったら入らさられた薄暗い室内にはファットさんとホークスさんがいて大人の男の人の囲まれた私は咄嗟に構えれば「勘違いすんな」と捕縛布で叩かれた。
『すみません取り乱しました』
ホークス「にしては冷静じゃん」
『顔に出ないだけです。心の中は荒ぶってます』
想像してみてください。
連れ込まれた薄暗い部屋の中には死んだ魚のような目をした男、表情が伺えない巨漢、目が笑ってない鳥男。
ただのホラー映画だ。
『薄暗い部屋はやめてくださいって言ってるじゃないですか』
ファット「なんや？まだAは暗いところが苦手なんか？」
相澤「探すの面倒くせぇんだよ。人目につかない所なんて物置にされてる空き教室で充分だろ」
『勘弁してください。
危うく防犯ブザー鳴らすところでした』
ホークス「ヒーローの卵が防犯ブザー……」
「なんで持ってんだ」と相澤先生に聞かれ「怪しい人にしつこく声をかけられたらこれで速攻で解決出来るので」と言えば没収されてしまった。
『あー』
相澤「密会が終わるまで没収」
『子供を苛めないでくださいよ』
「まったく大人気ない」と呟きながら彼らの椅子を埃が充満した所から引っ張り出していると「聞こえてるぞ」と相澤先生に睨まれる。
相澤「だいたいお前は少しは立場をわきまえろ」
ホークス「まぁまぁ先生、彼女は同じ言葉を何度も繰り返されるの嫌いですので仕方ないですよ」
椅子の埃をハンカチで拭い、彼らに椅子を配って、私は鞄からお茶と紙コップを取り出して注いで彼らに配る。
ホークス「ほら、こんな風に何も言わなくても俺達をもてなしていますしね」
『ファットさんお菓子も食べますか？』
ファット「おおきに〜」
相澤「……」
ホークス「ほんと、出会った頃とは大違いですね」
そう言って私を見るホークスさんの目はどことなく厭らしい。
『いつの話をしているんですか』
ホークス「ちょうど１ヶ月前ですかね」
ファット「もうそんなん経つんか〜」
「あっというまやな〜」としみじみしているファットさん。
ホークス「あの時の貴女の口癖、なんだっけ？」
『……』
私は溜息を吐いて、口を開けた。
『……��私、ヒーローを殺すヒーローになりたいんです��』
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人間 - すっごく面白いです！！頑張ってください！応援してます！（語彙力） (2019年9月6日 19時) (
レス) id: b33d8396d9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 喰み娘さん» コメントありがとうございます。そういう使い方もありますね。アドバイスありがとうございます (2019年9月6日 18時) (レス) id: 5b22ab9dc3 (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 下記とは関係のないご提案なのですが、6.常闇くんのお話の中にて「お花を水に入れて浸す」という表現をされていますが「浸す」より「挿す(サす)」の方が主様のご意向に添った表現になるのではないかと思いました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 初めまして！個人的に1.緑谷くんとの話が好みです。ジ○リが好きなのも好印象だし夢主の夢が朝屋根の上でトランペットを吹くというのも笑えました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月1日 3時
