□24.��ヴィラン�� ページ24
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『(ていうかそろそろ帰りたい)』
雄英の生徒が、しかもヒーロー科の生徒が敵連合に拉致されたと知り渡ればとなれば世間は騒がしくなるだろう。
結論、今後の生活に支障がきたす。
『すみません、そろそろ帰らせてください』
トガ「帰っちゃうんですか！？Aちゃん私達の仲間になるんじゃないんですか！？」
『初耳です』
トガ「弔くんが言ってました」
死柄木弔を睨めばわざとこちらに目を合わせない彼に苛立つ。
すると荼毘さんが私の頬を突く。
荼毘「ここはアイツのワガママに免じて入ってやってくれよ」
『私はそこまで優しくありません』
荼毘「お前結構ヴィランのメンバーに気に入られてるんだぜ？」
『嬉しくないです』
荼毘「お前が入ってくれればそこのイカレ野郎の面倒も押し付けられるしな」
トガ「だから私はイカレ野郎ではありません！」
敵連合��ヴィラン��
彼らは全ヒーローの敵であり、それは私も例外ではない。
しかし何故か気に入られており、あろうことか私をヴィランに加入させようとしている。
荼毘「俺もお前のこと気に入ってるし」
『私と貴方じゃやっていけないと思います』
荼毘「なんで俺フラれたみたいになってんだよ」
トガ「荼毘くん可哀想」
荼毘「なに笑い堪えてんだよイカレ野郎」
『それより突くのやめてください』
「地味に痛いです」と睨んでも荼毘さんには効かず面白がってやめてくれない。
そして指が離れたと思ったら彼は何を思ったのか今度は私の髪に手を伸ばす荼毘さん。
死柄木「いい加減にしろ……崩壊するぞ」
刹那、死柄木弔が荼毘さんを私から離す。
顔に着けている手から見えるのは瞳孔が開いていて怒りが含まれているような目つきだった。
荼毘「そんな怒んなって」
死柄木「コイツに触れたら味方でも殺す」
荼毘「怖っ」
『過保護なだけですよ』
そう言って私は紅茶を飲み干した。
『(とりあえずは様子見としよう)』
ヒミコさんと荼毘さんはいいとして黒霧さんと死柄木弔がいるとなると今の私では戦いは不利だ。
今日は穏便にいこう。
黒霧「Aさん、おかわりはいりますか？」
『……』
私は少し考えた後、コップをテーブルに置いた。
『とりあえず今日は帰らせてください』
黒霧「わかりました」
死柄木「おいまだ話は終わってねぇぞ」
『君に私から話すことは何もないよ』
死柄木「テメェ……」
『しつこい男は嫌われますよ』
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人間 - すっごく面白いです！！頑張ってください！応援してます！（語彙力） (2019年9月6日 19時) (
レス) id: b33d8396d9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 喰み娘さん» コメントありがとうございます。そういう使い方もありますね。アドバイスありがとうございます (2019年9月6日 18時) (レス) id: 5b22ab9dc3 (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 下記とは関係のないご提案なのですが、6.常闇くんのお話の中にて「お花を水に入れて浸す」という表現をされていますが「浸す」より「挿す(サす)」の方が主様のご意向に添った表現になるのではないかと思いました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 初めまして！個人的に1.緑谷くんとの話が好みです。ジ○リが好きなのも好印象だし夢主の夢が朝屋根の上でトランペットを吹くというのも笑えました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月1日 3時
