■14.余裕と必死 ページ14
緑谷.
『……もう既に使っていますよ』
八百万「……？」
八百万さんは一瞬眉をひそめながらもオモチャの剣で白野さんを攻撃し続ける。
けれど白野さんは避けるだけで反撃しない。
麗日「白野さん何やっとるんやろ……」
葉隠「個性を使えばいいのにねっ」
芦戸「でも白野が個性使ってるところ私見たことないかも」
緑谷「え？」
麗日「私もチラッと見た程度やからあんま覚えとらんし」
緑谷「(……じゃあ、僕だけなのかな)」
轟「緑谷何ニヤついてんだ？」
緑谷「え！？な、なん、でもない、よ？」
轟「そうか」
演習で白野さんの個性をちゃんと見るなんてあの時以来だ。
あの時の白野さんは、目を奪われるくらいに輝いていた。
僕だけがあの光景を知っていると思うと、なんだか優越感。
八百万「何故攻撃しないのですか！」
緑谷「！」
八百万「まさか手加減しているのですか！？」
『……』
八百万「それ程白野さんにとって私は弱く見えるのですか！？」
身体を低くして八百万さんが横一線に剣を振り払うと八百万さんの肩を掴んで跳び箱を飛ぶように避ける白野さん。
『……八百万さんにはそう見えるかもしれません』
八百万「っ」
『私が本当にそう思っていたら、私は無駄な煽りをせずにとっくに貴女のことを倒してミサイルを壊しています』
八百万さんの背後をとったのに攻撃もせずに核ミサイルに向けて歩く白野さん。
八百万さんはその場から動かない。
轟「……終わりか？」
八百万「……終わり……ではありません！」
すると銃を創り出した八百万さん。
「オモチャの銃です！」と八百万さんは言うと白野さんに向かって発砲するが見向きもせずに弾をかわした白野さんにクラス全員吃驚する。
『……ブーツの金具が取れました』
クラス全員仰天する。
八百万「っ真面目にしてください！！」
『すみませ、ん……え』
八百万「もう堪忍袋の緒が切れました！！」
八百万さんはミサイルランチャーを取り出した。
麗日「あ、あんなもんまともに当たったら死んでまうよ！」
八百万「安心してください！オモチャです！！」
『いやそれ絶対オモチャじゃないですよね』
しかし引き金を引いてしまった八百万さん。
ミサイルが勢い良く発射し、白野さんの足元にミサイルが落ち、彼女には当たっていないがと思ったが爆発し、爆音と爆煙が巻き起こる。
緑谷「白野さん……っ」
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人間 - すっごく面白いです！！頑張ってください！応援してます！（語彙力） (2019年9月6日 19時) (
レス) id: b33d8396d9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 喰み娘さん» コメントありがとうございます。そういう使い方もありますね。アドバイスありがとうございます (2019年9月6日 18時) (レス) id: 5b22ab9dc3 (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 下記とは関係のないご提案なのですが、6.常闇くんのお話の中にて「お花を水に入れて浸す」という表現をされていますが「浸す」より「挿す(サす)」の方が主様のご意向に添った表現になるのではないかと思いました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 初めまして！個人的に1.緑谷くんとの話が好みです。ジ○リが好きなのも好印象だし夢主の夢が朝屋根の上でトランペットを吹くというのも笑えました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月1日 3時
