■13.束の間の茶番 ページ13
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相澤「ルールを説明する。
敵役の傍にある核ミサイルをヒーロー役は破壊、敵役は死守。互いに個性を使っても良し。お前ら２人のどっちかが白線から出たら出た方の負け」
私から見て向こう側に敵役の八百万さん。
そして八百万さんの背後に核ミサイル、の模型。
相澤「制限時間は１０分な」
八百万「もし勝敗がつかず時間が過ぎてしまった場合は？」
相澤「引き分けだ」
すると空に制限時間が映される。
『(どういうメカニズムなんだろう……)』
相澤「敵役は敵らしく、ヒーロー役はヒーローらしく演じろ」
八百万「え」
『え』
相澤「よーい……始め」
戦闘開始の合図と共にカウントダウンが開始する。
八百万さんの様子を伺っていると「敵らしく……敵らしく……」とブツブツ呟いていると思ったら一息深呼吸をした。
八百万「き、来ましたわねヒーロー！この先は通させませんわ！阻止したいのなら私を倒しなさい！」
『お』
八百万さん、形から入るタイプか。
『ここで会ったが１００年目ー』
上鳴「ブッ！！」
切島「ブッ！！」
爆豪「ブッ！！」
耳郎「アンタ達少しは笑うの堪えなさいよ！」
『覚悟しろー』
相澤「真剣なのはわかるが棒読みやめろ白野」
相澤先生とクラスの人達の方を見ると殆どの人が苦笑いを浮かべ、笑いを堪えてる人もいた。
しかし今の私の見た目ではヒーローっぽくないため他の台詞を考えるとピッタリなのがあったため八百万さんに向けて指をさしてキメ顔で言った。
『月に代わって』
相澤「お前セーラーじゃねぇだろ」
『４０秒で』
相澤「やれるもんならやってみろ」
『そなたは美しい』
八百万「まぁ……」
私の、ていうかアシ○カの言葉にときめいた八百万さん。
相澤「茶番やめろ」
視界の端で大笑いしている上鳴くんを叩く耳郎さんが見えた。
八百万「気を取り直して……いきますわよ！」
『……』
残り９分。
八百万さんは構えると露出部分から剣を取り出す。
すると私に急接近する八百万さんは私の首を狙いながら剣を振り払ったため、私はしゃがむ。
『それ、本物ですか？』
八百万「安心してください、オモチャですわっ」
そう言って剣をしゃがんでいる私に振り落とす八百万さんから逃れるため公転して避ける。
八百万「遠慮なさらず白野さんも個性を使ってください！」
『……もう既に使っていますよ』
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人間 - すっごく面白いです！！頑張ってください！応援してます！（語彙力） (2019年9月6日 19時) (
レス) id: b33d8396d9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 喰み娘さん» コメントありがとうございます。そういう使い方もありますね。アドバイスありがとうございます (2019年9月6日 18時) (レス) id: 5b22ab9dc3 (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 下記とは関係のないご提案なのですが、6.常闇くんのお話の中にて「お花を水に入れて浸す」という表現をされていますが「浸す」より「挿す(サす)」の方が主様のご意向に添った表現になるのではないかと思いました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 初めまして！個人的に1.緑谷くんとの話が好みです。ジ○リが好きなのも好印象だし夢主の夢が朝屋根の上でトランペットを吹くというのも笑えました。 (2019年9月6日 16時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月1日 3時
