◆1920. 見惚レテシマウヨ ページ10
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『オ、オネエ様……？』
ヴィル「上等じゃない！ 見直したわ」
オルト「え？」
ヴィル「やる前から無理だと決めつけて、ぐじぐじと蹲っているだけの状態より、ずっと健全。 アタシはアンタ達兄弟のチャレンジを応援するわ」
『オネエ様！？』
リドル「ヴィル先輩！？ なにを言ってるんです！」
唐突のヴィル・シェーンハイトを醸し出してきたヴィル先輩に驚いた僕と２年組は目を張った。
えぇ……こんなところでナイトレイブンカレッジ生も出してくるんですか、オネエ様。 さすがです。
オルト〈本当！？ じゃあ、ヴィルさんも僕達の仲間になってくれる？〉
ヴィル「それはお断りよ」
オルト〈えっ……〉
ヴィル・シェーンハイトの突然の態度の変化に驚いた僕と２年組はがくりと肩を落とした。
後輩を惑わさないでいただきたい。
『えぇ……突然の切り捨て』
ヴィル「当たり前でしょう？ なぜなら、今のアタシには不必要だもの。 アンタ達と同じで、アタシにも譲れない夢がある。
世界で１番美しくなる……という夢がね。
断念だけど今はその道半ば。リセットされるのはとても困るの。夢が叶った後なら、アンタ達が作る新世界でさらに世界一を目指すのもやぶさかじゃないけどね。 だから……アタシは、アンタ達の計画を全力で潰す」
オルト〈…………！？〉
……なんというか、ヴィル先輩ってほんと真っ直ぐな男だなと、感心させられる。 ちゃんと考えながら言葉を言って、誰かを鼓舞させるのが上手だ。肩書きがなくとも、明確に自分を持っている。
きっと、世の中のヴィル・シェーンハイトのファンの奴らは、この男のこーいうところに惹かれるのだろう。 惚れてしまうのだろう。 ホレてまうのだろう。 綺麗だけじゃない、芯の強いところが。
これは僕でさえも、見惚れてしまうよ。
レオナ「たしかにな。 今の世界がクソッタレなのは同意だが……お前らの言う��新しい世界��になったところで、俺に旨味はなさそうだ。 なら、面倒がねぇほうがいい」
ジャミル「家業に縛られる苦痛は理解できなくはないが……権力者の思いつきに振り回されるのは、大ッ嫌いなんでね」
アズール「もしファントムが溢れ出せば、経済にも深刻なダメージが出るに違いない。コツコツと築き上げてきた財産が水の泡となってはたまりません！」
リドル「規律は独善的な考えで作られるべきではない。よって、キミ達の行動には賛同しかねる！」
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冬雪(プロフ) - 星空ブリキさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年5月27日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - バトル、勝てぬ……。だからこれでネタバレ見y((最初のお話から読んでます! これからも頑張ってください! (2022年5月27日 8時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 甘党おうどんさん» コメントありがとうございます。自分もあの連続バトルは苦戦しました。読んでくださるのとても嬉しいです (2022年5月26日 18時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
甘党おうどん(プロフ) - うぅぅ…この小説更新されたら爆速で読み進めたいのに…6章のバトルが編成弱すぎて勝てない…ネタバレは喰らいたくない…だが読みたい……よし、読もう() (2022年5月26日 18時) (レス) @page44 id: 564d3ed6e9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。たくさん食べていただけると嬉しいです。頑張ります (2022年5月25日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年4月21日 0時
