◆1956. 逃ゲ場 ノ ナイ 試練 ページ46
Ｎｏ ｓａｉｄ.
オルト〈君達の右手にある、ケージの上を見て〉
レオナ「右……」
レオナ・キングスカラーは自分の右手側にあるケージに軽々と飛び乗ると１枚の紙切れを拾い、獅子はその紙切れに書いてある文字を口にする。
レオナ「ｄ、ｏ、ｕ、ｒ……��陰気��？
なんだテメェの実家の紹介か？」
オルト〈ブッブー。違います。 それはね、ここから先に進むためのパスワードだよ〉
ジャミル「パスワード？ ここから先ということは、ここまで扉を開けるのに使っていたＩＤカードは……」
オルト〈察しが良いね！ 君達が使っていたＩＤカードは、もう登録解除済み。この先では使えない〉
ジャミル・バイパーとレオナ・キングスカラーはオルト・シュラウドにジト目を向けた。
オルト〈この収容所のドアを開けて、次のステージに進むには、専用のＩＤカードがパスワードが必要です。 そして今、レオナ・キングスカラーさんが持っているのは、ドアを開けるのに必要なパスワードの半分。 残りの半分は……ケージの中に入ってるよ！〉
オルト・シュラウドが言う��ケージ��というのは、収容所内にあるファントムがしまわれている檻のこと。 檻の中にパスワードの半分がある、ということは言わずもがな、その檻の中に入っているファントムと対峙せざるを得ないというわけで。
２人は、獅子と蛇はその事を一瞬で理解出来た。
レオナ・キングスカラーは無言で歯を剥き出す。
オルト〈さあ、次の試練です。正しいパスワードを手に入れて、扉を開けて、先に進もう！
それでは諸君、健闘を祈る！〉
敬礼のポーズをとり、そう言うと、オルト・シュラウドはブツン、と消えた。
レオナ「チッ。映像相手じゃぶっ飛ばすこともできねえ」
ジャミル「ケージの中って……��これ��を開けろと？」
試しに自分の左手側にあったケージをコン、とノックすると、ケージの中にいるファントムが激しく反応した。
レオナ「おーおー、びっくり箱の中身が暴れてやがる」
ジャミル「中にいるファントム達が、目覚め始めています。時間が経てば経つほど不利になりますね」
レオナ「ああ。さっきのチビの言葉を信じるわけじゃねえが、入ってきた扉は開かねえし、出口もねえ」
乗っていたケージから飛び降り、自分達が入っていた扉は固く閉ざされており、レオナ・キングスカラーは目前に広がる数あるファントムの檻を見据えた。
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◆1957. ｄｏｕｒ……？→←◆1955. 人間 ヲ 超エル
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冬雪(プロフ) - 星空ブリキさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年5月27日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - バトル、勝てぬ……。だからこれでネタバレ見y((最初のお話から読んでます! これからも頑張ってください! (2022年5月27日 8時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 甘党おうどんさん» コメントありがとうございます。自分もあの連続バトルは苦戦しました。読んでくださるのとても嬉しいです (2022年5月26日 18時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
甘党おうどん(プロフ) - うぅぅ…この小説更新されたら爆速で読み進めたいのに…6章のバトルが編成弱すぎて勝てない…ネタバレは喰らいたくない…だが読みたい……よし、読もう() (2022年5月26日 18時) (レス) @page44 id: 564d3ed6e9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。たくさん食べていただけると嬉しいです。頑張ります (2022年5月25日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年4月21日 0時
