◆1949. 誘ワレル 蛇ト獅子 ページ39
ジャミル.
ジャミル「………………」
ジャミル・バイパーは震える拳を抑え、気を取り直して��S.T.Y.X��の所員から渡されたマップを開く。
ジャミル「さて。まずは、対ファントム用決戦アームズ��雷霆の槍��を手に入れたいところですね」
彼らが今いるのは第１層。 ��雷霆の槍��が収納されているのは第６層。 最層が第１２層。
レオナ「第６層の格納庫に保管されている……だったか？」
ジャミル「マップによれば、この近くにエレベーターがあるようですが……ああ、ありました」
レオナ「普通に考えれば、内部への侵入を防ぐために動かないだろうが……」
もとより期待はしていない様子で、２人は第１層にあるエレベーターに近寄ると、彼らがエレベーターの前に立った瞬間、固く閉ざされていた扉が開いた。
それは丁寧に招きいれているようにも見えるが、彼らにとってはシュラウド兄弟が自分達を挑発しているようにしか思えなかった。
ジャミル「…………」
レオナ「…………」
なんだこのわかりやすい罠は。
レオナ「あの兄弟、俺達を挑発してやがるな」
ジャミル「今この施設は全て、オルトの支配下にありますからね……。 これは十中八九罠でしょう。 危ないので、レオナ先輩は俺の後ろに……」
レオナ「さっさと行くぞ」
ジャミル・バイパーの言葉を最後まで聞かずに１人で率先してエレベーターの中へと足を踏み入れるレオナ・キングスカラー。
ジャミル「えっ？ ちょっと、レオナ先輩！ １人で進まないでください！」
すぐに後を追ってエレベーターの中に足を踏み入れた刹那、エレベーターの扉は閉じられ、照明が消え、フッと暗闇が彼らを襲う。
すると、何処からともなく立体映像として��彼��が現れた。
オルト〈やあ！ みなさん。 呪われた収容所��タルタロス��の第２タワーへようこそ！〉
ジャミル「ほら、やっぱり出た……」
予想通り、いや、予定通り現れた��オルト・シュラウド��に彼らは当然驚くこともなく、ただ呆れた表情を浮かべた。
オルト〈なあんだ、つまらない反応。もう少し驚いて欲しいなあ〉
レオナ「ロボットの考えることなんざ、人間様は簡単に予想ができるんでね」
オルト〈……ふふっ。 ロボット、かあ。
それじゃあ次は、もっとびっくりさせてあげる。 もっとも……次があれば、だけど〉
オルト・シュラウドは��人間��である彼らを見下すように、嘲笑した。
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◆1950. 警戒スベキ 危険物→←◆1948. 〈第２タワー〉攻略組
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冬雪(プロフ) - 星空ブリキさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年5月27日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - バトル、勝てぬ……。だからこれでネタバレ見y((最初のお話から読んでます! これからも頑張ってください! (2022年5月27日 8時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 甘党おうどんさん» コメントありがとうございます。自分もあの連続バトルは苦戦しました。読んでくださるのとても嬉しいです (2022年5月26日 18時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
甘党おうどん(プロフ) - うぅぅ…この小説更新されたら爆速で読み進めたいのに…6章のバトルが編成弱すぎて勝てない…ネタバレは喰らいたくない…だが読みたい……よし、読もう() (2022年5月26日 18時) (レス) @page44 id: 564d3ed6e9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。たくさん食べていただけると嬉しいです。頑張ります (2022年5月25日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年4月21日 0時
