◆1944. 円陣 ヲ 組モウジャナイカ ページ34
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レオナ「それじゃ、さっさと出発しようぜ。
最初に【冥府】の門に辿り着いたヤツが、誰にも邪魔されずカイワレ大根をボコれる権利を得るってわけだ。 実に楽しみじゃねぇか。 なぁ？」
『えぇっ！？なんですかそのルール！ 早い者勝ちなんて焦っちゃうじゃないですか！』
イヴ「追及するのそっち！？」
レオナ「そっちは人数が多いっていうハンデがあんだろうが。 平等にいこうぜ、平等に」
何が��平等に��だ。 この弱肉強食獣め。
レオナ「あの野郎、なにが��明日の朝には帰れるんだから大人しくしてろ��だ。 こんな面倒事に巻き込みやがって。 ガルル……」
ヴィル「イデアに１発くらわせるのをモチベーションにするのは悪くないアイデアね」
リドル「……ここから先は、訓練ではありません。 全員気を引き締めていきましょう」
まさか、ブロットを研究している施設で、オーバーブロットによって生まれてしまった化け物達と戦うことになるなんて、此処に連れてこられた僕らは夢にも思わなかっただろう。
これは偶然か、はたまた運命なのか。
どちらにせよ、僕らは戦うのだ。
��世界のために��というデカい重荷を背負って。
ルーク「そうだ！ 離れ離れになってしまう前に、みんなで円陣を組もうじゃないか」
レオナ「はぁ？」
イヴ「円陣って……」
シリアス展開にとんだ爆弾発言を投げてきたものだから理解に遅れてしまったが………………円陣って、アレだよね？ 肩組んで輪になるやつ。
……いやでも、聞き間違いだよね、うん。
リドル「なぜそんなことをする必要が？ ……うわっ！ ちょ、ルーク先輩！ 引っ張らないでください！」
しかし少し目を離した隙にリドル先輩が餌食に。
ルーク「さあさあ、みんな、隣の人と肩を組んで！」
エペル「試合の前に気合を入れるヤツですね！ おっしゃ！ やりましょう！」
ジャミル「ウチの学園では、運動部すら試合前に円陣を組む習慣はないように思うが……」
アズール「僕こういう体育会系のノリ、苦手なんですよねぇ」
レオナ「チッ、なんで俺がこんなこと……」
ヴィル「フッ。まあ、いいじゃない。 世界をかけて勝負に挑む機会なんか、一生のうちに何度もないわ」
そもそも何度もあっちゃ困るのよ。
流れに流されるまま、僕らは両隣の奴と肩を組み、床に視線を向けるように屈む。
もしかしたらこれが僕にとって生まれて初めての円陣なんじゃないかと思う。
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冬雪(プロフ) - 星空ブリキさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年5月27日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - バトル、勝てぬ……。だからこれでネタバレ見y((最初のお話から読んでます! これからも頑張ってください! (2022年5月27日 8時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 甘党おうどんさん» コメントありがとうございます。自分もあの連続バトルは苦戦しました。読んでくださるのとても嬉しいです (2022年5月26日 18時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
甘党おうどん(プロフ) - うぅぅ…この小説更新されたら爆速で読み進めたいのに…6章のバトルが編成弱すぎて勝てない…ネタバレは喰らいたくない…だが読みたい……よし、読もう() (2022年5月26日 18時) (レス) @page44 id: 564d3ed6e9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。たくさん食べていただけると嬉しいです。頑張ります (2022年5月25日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年4月21日 0時
