◆1921. 途絶エヌ 絆 ページ11
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ヴィル「＿＿というわけで。アタシ達は全員、アンタ達の敵に回ることにするわ」
オルト「待ってよ、まだAさんの意見を聞いていないよ」
『え、僕？』
ヴィル「あら。 言わずもがな、じゃないの？」
『信頼されているのは嬉しいけれども、言わずもがなですけれども、万が一にも僕の意見だけがオルトくん達寄りだったらどうするんです？』
レオナ「万が一にもそんなことがあれば、俺はすぐにでもテメェを砂にする」
アズール「再生しないために、その砂をすぐに瓶に閉じ込めてしまいましょうか」
恐怖
というか、その言葉を聞くに、僕があっち側の味方になろうともあっち側に差し出す気なんてさらさらないじゃないか。
ジャミル「肉塊になられても困るから、瓶に閉じ込める前に、まずはその砂を凍らせよう」
『僕が裏切る前提で冷静に対策を考えてんじゃないよ！』
リドル「なんて惨いことを考えるんだキミ達は！ ボクはAの友達として、Aを信じている」
『リ、リドル先輩……！』
リドル「そもそも、彼女がイヴが賛同しないようなことに手を貸すと思うかい？」
ジャミル「まあ、確かに」
アズール「まあ、確かに」
レオナ「まあ、確かに」
『へへへ』と照れると、「なにこれ」と呆れ気味なヴィル先輩がそう言った。
そして僕はオルトくんの方に向き直った。
『そういうことなんだよ、オルトくん。 僕はイヴが賛成しないような事には、手を貸せと言われても手を貸さないんだ』
オルト〈…………もし、もしも。イヴさんが、僕らに協力するって言ったら、〉
『しないよ』
オルト〈！！〉
『しないよ。イヴは君達に協力しない。僕がイヴの嫌がるようなことをしないのと同じように、イヴも僕が嫌がることはしないから』
オルト〈………………〉
僕がそう言えば、オルトくんは恐ろしいものを見たかのように目を張らせた。
『オルトくん。 僕は君が可愛いと思うよ。 僕に出来ることなら、可愛い君のためなら、僕は一肌も二肌も脱ぐつもりだけれども』
オルト〈なら……っ！〉
『でもさ、オルトくん。それは僕達にとっては迷惑なんだよ』
オルト〈え……〉
『オルトくん、僕は君のその思想が正しいと思えない。他人を困らせる事、傷つける事、そんな事、僕は正しいとは思えない。 それがたとえ、君達にとっては必要なことだったとしてもね』
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◆1922. 僕 ノ 否定→←◆1920. 見惚レテシマウヨ
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冬雪(プロフ) - 星空ブリキさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年5月27日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - バトル、勝てぬ……。だからこれでネタバレ見y((最初のお話から読んでます! これからも頑張ってください! (2022年5月27日 8時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 甘党おうどんさん» コメントありがとうございます。自分もあの連続バトルは苦戦しました。読んでくださるのとても嬉しいです (2022年5月26日 18時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
甘党おうどん(プロフ) - うぅぅ…この小説更新されたら爆速で読み進めたいのに…6章のバトルが編成弱すぎて勝てない…ネタバレは喰らいたくない…だが読みたい……よし、読もう() (2022年5月26日 18時) (レス) @page44 id: 564d3ed6e9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。たくさん食べていただけると嬉しいです。頑張ります (2022年5月25日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年4月21日 0時
