◆1911. 伝ワル ページ1
イヴ.
〈S.T.Y.X〉所員の人から、��嘆きの島��において、とても万能なＩＤカードを受け取ってしまった。
エペル「でも、おじさんが脱出するためにも必要なんじゃない……かな？」
「私なら大丈夫。生まれも育ちもこの島の中だ。 どうとでもなる」
ルーク「お心遣い、感謝します」
私とエペルくんも深々と頭を下げる。
……ああ、私は本当に優しい人達に背中を押されるように助けられている。
この後、どんなに辛い事があっても私は立ち止まっちゃダメなんだ。 ちゃんと、その境遇と向き合わないと。
「こちらこそありがとう。 どうか気を付けて」
そう言って静かな街へと消えていく〈S.T.Y.X〉所員の人の背中を見送り、私達は高く聳える〈S.T.Y.X〉本部を見据える。
ルーク「……さあ、行こうか。我らが女王の御前へ！」
私達は建物の中へと足を踏み入れる。
イヴ「(……Aちゃん、グリムくん)」
もうすぐで、会えるよ
.
.
イヴｓａｉｄ → Aｓａｉｄ
.
『……！』
イヴの声が聞こえたような気がして、立ち止まって振り向くけれど、そこには誰もいなかった。
アズール「どうかなさいましたか、Aさん？」
『……いんや、なんでもないよ』
こんな所にイヴがいるわけないのに。来れるわけないのに。 こうまでくると末期なのかもしれない。
今は管制室を目指さなければならない。
しかし、どこもかしこも道が封じられていて��ただ向かう��という行動が何も持っていない僕らにとっては過酷だった。
ヴィル「似たような廊下ばったかりで、本当に管制室に近付いているのかわからないわね」
ジャミル「曲がり角ごとに印をつけていますし、同じ場所には戻ってきていないので、進んでいる……とは、思います」
行き止まりが多すぎる。
管制室に真っ直ぐ行ける道くらいは残してほしいものだ。
レオナ「壁が防魔素材でなければ、ドアを全部砂にしちまうところだが……」
リドル「ボクもそれを考えていました。しかしイデア先輩が��緊急時には各部屋がシェルターの役割を果たす��と言っていましたし、簡単には壊せないでしょうね」
ヴィル「部屋を脱出した時みたいにアタシがユニーク魔法を使ってもいいけど、時間がかかるし、魔力にも限度があるわよ」
……ということは？
『……もしかして、詰んだ？』
ヴィル「まだそうと決まったわけじゃないわよ」
.
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冬雪(プロフ) - 星空ブリキさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年5月27日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - バトル、勝てぬ……。だからこれでネタバレ見y((最初のお話から読んでます! これからも頑張ってください! (2022年5月27日 8時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 甘党おうどんさん» コメントありがとうございます。自分もあの連続バトルは苦戦しました。読んでくださるのとても嬉しいです (2022年5月26日 18時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
甘党おうどん(プロフ) - うぅぅ…この小説更新されたら爆速で読み進めたいのに…6章のバトルが編成弱すぎて勝てない…ネタバレは喰らいたくない…だが読みたい……よし、読もう() (2022年5月26日 18時) (レス) @page44 id: 564d3ed6e9 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。たくさん食べていただけると嬉しいです。頑張ります (2022年5月25日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年4月21日 0時
