◆1562.全長１５メートル ページ23
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カリム「毎日のように人が見学に来るし、観光バスが立ち寄っているよ」
トレイ「まさに観光スポットだな……」
マレウス「しかし、どうやってあそこまで行くんだ？ 僕は空を飛んでも構わないが……」
『絶対目立つやつだよ、それ』
ジャミル「迎えの車を呼んであります。 安心してください」
車か。
この世界で、マジカルホイール以来の乗り物だ。
この世界では何事も魔力が必要だとか言うが、やはりそういう乗り物のエンジン的な要素はガソリンが必要だったりするのだろうか。
それとも魔力を注いで動かすのか。
まだまだ知らないことばかり。
良い人生経験だ。堪能しよう。
カリム「おっ、来た来たー！
さぁ、みんな乗ってくれ」
ブレーキ音が聞こえ、振り向けば、僕らの目の前に止まったのは黒光りした横に長い車だった。
『わああっ！ リムジンだ！！』
ケイト「……なに、このでっかい車！？」
トレイ「こんなに長い車、見たことないぞ。何メートルあるんだ！？」
ジャミル「全長１５メートルです。 特注で、冷蔵庫やマッサージチェアが完備してあります」
イヴ「な、何用でそんな……」
ジャミル「大事な来賓をお迎えする時に使う特別仕様の車だからな」
イヴ「ヒエ……手厚くもてなされてる……」
カリム「学校の友達を連れて行くって話したら、とーちゃんとかーちゃんが用意してくれたんだ。 大切な友達を乗せるんだから、このくらい普通だろ？」
僕らじゃ持て余すに限ると思う
『でも僕、リムジンなんて初めて見たよ！ 住宅街とかどーやって曲がるんだろう』
カリム「さあ？ オレはまだ運転したことねえからわかんないけど……Aが喜んでくれているのなら良かった良かった！」
トレイ「王族のマレウスにはふさわしいかもしれないが、さすがに俺達が乗るのは……なぁ、ケイト？」
ケイト「えー。いいじゃん、乗っちゃおうよトレイくん。こんな機会でもなきゃ、セレブ車なんて一生乗れないでしょ。何事も経験、経験」
そう言って、リムジンを写真に収めるケイト先輩。
ケイト「＃最高のスタート ＃なんちゃってセレブ＃キラキラ ＃熱砂の国……ってカンジ！ あとで投稿しよ」
トレイ「あとで？ 今じゃなくていいのか」
ケイト「んー。ここは学園の外だし……カリムくんとマレウスくんが一緒にいるからさ。居場所を知らせるようなリアルタイム投稿は避けといた方がいいでしょ」
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冬雪(プロフ) - 京凛さん» コメントありがとうございます。好きになってくれて嬉しいです。頑張ります (2021年8月27日 21時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
京凛(プロフ) - すごい面白いです!!!このシリーズが大好きなので毎日更新楽しみにしてます!!!文才が神、、、この作品も冬雪様も大好きです!!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2021年8月27日 20時) (レス) id: c8e77dbc20 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ナギさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年8月25日 19時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 待ってましたぁぁぁぁ(´；ω；｀)更新頑張ってください！応援してますっ！ (2021年8月25日 13時) (レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年8月25日 0時
