◆1462.なんて言い草だい！ ページ18
イヴ.
キャンプ場に戻った馬術部と記録係の私達。
そんな記録係の私達は馬術部で��灯火の花��を使った魔法薬作りを見学させてもらうことになった。
学園にある大釜よりも持ち運びに最適なサイズの小釜で魔法役を生成するリドル先輩。
相変わらず錬金術というのは不思議な煙を発していて、おまけに独特な臭いが周囲に立ち込む。
グリム「なんかスゲー色の煙が上がってるけど、大丈夫なのか……？」
シルバー「薬作りに失敗したら、また材料集めからやり直しになってしまう」
リドル「心配しなくていい。ボクを誰だと思いだい？ せっかくセベクが手に入れてくれた��灯火の花��。絶対に無駄にはしないよ」
��灯火の花��の花びらを数枚、小釜の中に入れ、ゆっくり混ぜると、色が徐々に青い半透明色に変わっていく。
イヴ「わっ。綺麗……」
リドル「よし、完成だ」
セベク「ゴースト！！」
完成した瞬間、セベクくんが大声でドワーフ鉱山のおばけさんを呼び出す。
「はいは〜い！」
リドル「はい。課題の魔法薬を作ったよ」
「うん……うん！見事に調合できているね。馬術部、森林の課題達成おめでとう。さあ、受け取って！」
おばけさんから差し出された��バルガスバッジ��を受け取るリドル先輩。
セベク「よし！ ４個目の��バルガスバッジ��だ！」
『おめっとさん。今んところ馬術部が最初に森林の課題をクリアしてるかな』
イヴ「そうみたいだね。すごいね」
シルバー「やったな、セベク。
いつの間にか服が乾いている。染みもない」
イヴ「えぇ、そっちですか？」
たしかに濡れていたセベクくんの服は乾いているけれども。
なんだったら染みも残っていないけれども。
リドル「シルバー……まずはバッジのことを褒めてあげたらどうだい？」
セベク「フン。シルバーからの称賛など期待していない」
それはそれでシルバー先輩が可哀想だと思う。
しかし当の本人は気にしていないようだった。ディアソムニア寮の上下関係があやふや過ぎる。
セベク「しかし……リドル先輩！
貴殿の薬作りの腕前も人間にしてはなかなかのもの。……感謝してやろう！」
リドル「なんて言い草だい！」
『あっはっはっはっは！！』
セベクくんなりにリドル先輩のこと褒めているんだろうけど、尊敬しているんだろうけど、どうにもこうにも言葉の使い方に難ありのようで。
Aちゃんもお腹抱えて笑ってるし。
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冬雪(プロフ) - レイさん» 誤字報告ありがとうございます (2021年6月18日 19時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 1481話で夢主ちゃんのナレーションがバスケ部になっています！多分陸上部？小説楽しませてもらってます！ (2021年6月18日 16時) (レス) id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年6月2日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - 本当に面白くてもう何回も読み返してます！！ですが無理の無い範囲で更新頑張って下さい!応援してます(*´ー｀*) (2021年6月2日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あさん» 申し訳ありませんが今のところ考えていません (2021年5月19日 10時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年5月14日 0時
