◇1356.不審者ではありません ページ7
イヴ.
刹那、私と校長先生の間に何かが横切った。
イヴ「うわぁぁぁぁああああ！！？？？！！」
クロウリー「きゃぁぁぁぁああああ！！！！！！」
その何かに驚いてしまった私達はまた大声を上げてしまう。
校長先生の悲鳴はさっきよりも全力な裏声だ。
壁に突き刺さった何かを見てみると、そこにはペンが刺さっていた。 飛んできたことよりも壁に突き刺さっていることのほうが驚きだ。
『なんだ。校長先生か』
グリム「オメーらさっきからなに騒いでんだゾ」
台所の扉の前にはAちゃんと呆れ顔のグリムくんが立っていた。
『不審者かと思ってペン投げちゃったよ』
クロウリー「刺さったらわりと痛いやつじゃないですか！ 用心深いのは良いことですが、標的はちゃんと目視してから攻撃してください！」
『校長先生、一瞬一瞬が大切なんですよ。たった数秒ロスしただけでイヴが生きるか死ぬか分れてしまうんですよ』
そんな大袈裟な話ではないと思う……
『とりあえず、不審者撃退するんだったら手当たり次第物投げとけばいいんですよ』
クロウリー「手当たり次第に投げた物の殺傷能力が大きすぎません！？」
『だいたいの不審者って黒ずくめだし』
クロウリー「ま、まさか私のことそんな風に見えたんですか！？ まさかまさか！ 私ほど見た目から優しい人なんてそうそういませんよ！」
イヴ「……」
『……』
私とAちゃんは校長先生の足元から頭のてっぺんまで垣間見るが、やっぱり初対面からしたら怪しい人臭がすごいんだよなぁ。
素顔を隠してる時点で怪しさ満点。
爪リングをはめてる学校の先生なんて見たことない。
グリム「めちゃくちゃ怪しいんだゾ」
クロウリー「ひどい！！ 今の言葉で私、めちゃくちゃ傷つきました！ この教師不孝者！ おーいおいおいおい……」
『まあまあ、泣かないでください校長先生。不審者と間違えてすみませんでした』
クロウリー「Aさん……」
『校長先生は元から怪しいので問題ありません』
クロウリー「上げて下げるのやめてくれませんか！？」
「私のガラスのハートが保ちません！」と自分の胸を抑える校長先生。 校長先生は��ガラス��というより��超合金��で出来ていそうだなぁ。
『てか、こんな時間に何しに不法侵入して来たんですか』
クロウリー「不法侵入ではありません！ ちゃんと��お邪魔しますよ��と言いました！」
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
