◇1360.お手伝い ページ11
イヴ.
『あ"？』
クロウリー「ひぃっ！ イヴくんて助けてください！ Aくんがまるでゴミを見るかのような目で私を睨んできます！」
イヴ「……さもありなん」
クロウリー「イヴくん！？」
そりゃAちゃんも呆れるよ。
これはリドル先輩とシルバー先輩の授業。私達が手助けする理由なんてどこにもない。
グリム「オレ様は味見役としてなら協力してやってもいいんだゾ」
クロウリー「審査員がいますので、味見は必要ありませんよ」
グリム「なんだ。 なら、オレ様はパス」
そう言ってグリムくんは台所から出て行ってしまった。 まぁ、そうなるよね。
クロウリー「そもそもグリムくんはあの手で料理は可能なのでしょうか？」
『包丁で野菜は切れるんじゃね？』
イヴ「��猫の手��だけに？」
『そうそう』
Aちゃんと「あははっ」と笑うと「笑いごとじゃありません！ 事は一刻を争いますよ！」と校長先生が間に入ってきた。
んな大袈裟な……。
クロウリー「貴女達は毎日自炊していますし、彼らにとっては良いお手本かと。実際、貴女達の料理はとても美味しいと評判ですし」
『僕らよりもっと料理上手い奴らいるだろ』
イヴ「でも、美味しいって言われると嬉しいよね。ちょっと照れちゃうけど……」
クロウリー「あんれまァ！」
『あんれまァ！』
イヴ「どういう反応ですか……」
美味しいと言われていることに嬉しいと思いながらも、少し顔が熱くなるのを感じると変なリアクションをするAちゃんと校長先生。
クロウリー「実習は１週間。そのうちの３日間の放課後は彼らの傍にいてあげてくれませんかねぇ。シェフゴーストの方々も貴女がたの腕前を見てみたいと言っておりましたし」
『僕ら便利屋じゃないんですけど』
クロウリー「そこをなんとか！
手伝ってくれるお礼に集めた食材は持ち帰っていいとのことだったので！」
ふと、Aちゃんは私の方を見て『どうする？』と私の様子を伺う。
正直、面倒事だと思うけれど、
イヴ「いいんじゃないかな？ 放課後だし、アルバイト代も出るし、食材を持って行っていいなら食費も節約出来るし」
クロウリー「イヴくん、いつの間にこんな逞しくなったんですか」
『誰かさんが突拍子もなく持ってくる案件のおかげで無茶振りの耐性がついたんじゃないんですか？』
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
