◆746.放棄 ページ38
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クロウリー「それに次回からは太鼓とヴァイオリンとキーボードも加わりますから踊りやすくなるはずです。そしていずれは、５人が通じ合った完璧な儀式ができるはずですよ。
ね？ Aさん、イヴさん？
イヴ「は、はい！ 皆さんの足を引っ張らないように頑張ります！」
『あーい』
クロウリー「ね？ イデア・シュラウドくん？」
一斉にみんなでイデア先輩(タブレット)のほうを見ると、画面の奥でなんか聞き取れないほどの早口でぶつぶつ言っていた。
オルト「兄さん？」
イデア〈ぼ、僕は……〉
『(嫌な予感……)』
イデア〈……や、や、やっぱり、出来ない！〉
クロウリー「！？！？」
デュース「！？！？」
トレイ「！？！？」
オルト「！？！？」
グリム「！？！？」
イヴ「！？！？」
やっぱりか
だいたい予想はついてたから、あまり驚かないが、ここまで来て普通ソレを言うか？
グリム「急にとんでもねーこと言い始めたんだゾ……」
『もう役割まで決まったのに、なんで出来ないなんて言うんだよ』
イデア〈だ、だってさ、全校生徒の前で太鼓を叩くなんて……なんでわざわざ笑われに出ていかないといけないの？〉
『星集めは普通に出来てたじゃん』
イデア〈��星集め��はオルトや、A氏達が時々手伝ってくれてたからどうにかできたけど、僕みたいなド素人が太鼓を披露なんて失敗して恥晒すまでが確定イベントじゃん！〉
またイデア先輩の駄々っ子が始まってしまった。
僕は頭を掻いて、タブレットの傍にしゃがむ。
『失敗しないようにたくさん練習すればいいじゃないか。途中で投げ出すほうが恥だと僕は思うけどな』
イデア〈そ、そんなの、君の考えだろ？僕は違う。見えているのはバッドエンド。こ、こんなバッドエンドまっしぐらのルートに突っ込んでいけるわけないだろ？
儀式は僕抜きでやってくれ！！〉
『えええぇぇぇ……』
イデア先輩相手だと、僕は強く出られない。
何故なら無理強いをすると、イデア先輩は誰彼構わず、人を煽るからだ。今この場で強く言ってしまえば��星送り��どころか��スターゲイザー��が音楽性の違いとかで解散しかねない。
……ああ、もう、面倒くさい奴だ
オルト「兄さん……」
すると、オルトくんは残念そうな顔をした。
そして僕と同じようにタブレットの前にしゃがむと、案の定、イデア先輩は怯んだ。
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冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月5日 5時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - ヴァンルージュのお話で変換ミス(？)で“(人1“ってなってましたよ〜(´ω`*) あ、でぃあそむにき好き……りりあ先輩可愛いしきゃべつ(セベク)は面白いしシルバードラゴンとドラゴンニアは普通に好き。(途中から読みにくいから漢字に変えた) しゅき……(SAN値) (2021年5月5日 3時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月6日 20時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 731話でイデア「フロイド・リーチさん、前にも靴のカタログを夢中で見てたし、本当に好きなんだね」と書いてありますが、喋り方からしてオルトくんではないでしょうか？間違ってたらすみません (2020年10月6日 19時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 椿姫?さん» ご報告ありがとうございます (2020年10月2日 11時) (レス) id: 5656734c04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年9月2日 0時
