【アナザー】それぞれの裏話 ページ46
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◆547.君が気にする必要なんて
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『疲れが取れるように笑い話でもしようか』
ジャミル「唐突だな」
ラギー「唐突ッスね」
休憩時間にラギーとジャミル先輩と僕とイヴで茶会することになった。
カリムとレオナ先輩はオネエ様の特別レッスン中である。
イヴ「でも、笑い話ってどんな？」
『この前イヴが風呂で』
そこまで言うとイヴに手で口を塞がれた。
どうやら他言無用らしい。イヴの顔がリアルに怖いからやめておこう。
ラギー「しかし、なんでいきなりどうしたんスか？笑い話なんて」
『だって君らただでさえ毎日寮長の世話で疲れてるだろ？』
イヴ「私達もその苦労が少し理解出来るので、みんなで愚痴を言い合おうと言うことになりまして」
ジャミル「君達……」
『君ら、裏でなんて言われてるかわかるか？』
ジャミル「知らないな」
『人呼んで��寮長のオカン��』
そう言うと「オカンじゃない！！」とジャミル先輩とラギーは２人揃って否定した。
『親の顔が見てみたいとは思ったが……まさかこんな近くにいるとは思わなかったよね』
ジャミル「だからオカンじゃないって！！」
ラギー「だからオカンじゃないって！！」
イヴ「Aちゃん、男の人から赤ちゃんは産まれないよ」
ラギー「アンタも天然か！！」
『まあ、冗談として』
ラギー「どっから！？」
『親の顔がってところから』と言えば「オカンの部分は本当なんスね……」と肩を落とすジャミル先輩とラギー。
ジャミル「俺は従者と何度言えば……」
ラギー「オレもあの人の母親代わりじゃないんスからねー！ったくもー」
『こりゃ禁句ワードだったか』
イヴ「それほどストレスが溜まってるってことなんじゃないかな」
ジャミル「まあ、でも、今回の事があってから少し楽になったことはあったな」
『たとえば？』
ジャミル「１日中特訓だからカリムが勝手に魔法の絨毯で飛びに行くこともなくなったし、急に虫を見つけたとか言って窓から飛び出さなくなったし、つまみ食いも最近しなくなったし」
『野生の猿の話かなんか？』
僕がそう言うとツボに入ったのか、ラギーとイヴが吹き出す。
ラギー「ちょっ……さ、猿は……反則っ」
ジャミル「……そうか、あいつはボンボンじゃなくて猿だったんだな！」
その後、ラギーは苦しくなるまで笑っていた。
笑えるならなにより。よかったよかった。
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
