【アナザー】それぞれの裏話 ページ45
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◆545.飴はない鞭
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『なんだかんだ、今回はイヴ以外の同級生と関わらなかったな。エースとデュースとジャックは話の中でチラッ、と出てきたけど』
ヴィル「あら。アンタも心細いってことあるのね」
『オネエ様は僕をどんな人間だと思いで？』
仲がいい奴はいたとはいえ、僕は歳上に囲まれるのは苦手だ。なんとも言えぬ圧に、見下ろされることが不愉快にすら思えることがあるからだ。
でも何故かリドル先輩とリリア先輩と話すのは気が楽だ。何故だろうか。
……目線が同じくらいだからだろうか
ヴィル「でも、なんだかんだカリムとラギーとは仲良さそうじゃない。タメ口で友達みたいに話なんかしちゃって」
『そうですか？』
ヴィル「あのレオナとも仲がいいみたいだし、ほんと、妬けちゃうわよね」
『……』
そう言って、眉を下げて切なそうに笑うオネエ様。
『……オネエ様からレオナ先輩を奪ったりしないので毒を盛るのだけは勘弁してください』
自分でもわかるぐらいに怯えながらそう言えば、オネエ様はスンッ、と真顔になって、
ヴィル「アンタのそういうところほんと嫌い」
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◆540.生暖かい目
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『僕、ふと気づいたんだけどさ』
イヴ「何に？」
『今回、なんでルーク先輩現れなかった？』
僕がそう言うとイヴは静止し、２人で同時にちょうど隣で優雅に紅茶を飲むヴィル先輩を見た。
ヴィル「……なによ」
『……とうとう閉じ込めましたか』
ヴィル「誰をよ」
イヴ「縄でぐるぐる巻きにしたとか……」
ヴィル「だから誰をよ」
『ルーク・ハット先輩』
イヴ「ルーク・ハント先輩だよ、Aちゃん」
ああ、そうだ��ルーク・ハント��先輩だ。
危ない危ない。帽子の印象が強すぎてハントがハットになっていた。
ヴィル「ああ、アイツね。もちろん、来ないでとは言ったわ。邪魔にしかならないからね」
『やっぱオネエ様の言うことは聞くんですね』
イヴ「レオナ先輩とラギー先輩がいるのに現れないのは少し不思議に思っちゃいました」
『居たら居たで面白そうだけど』
ルーク先輩から逃げるレオナ先輩とラギーの図。
想像しただけで笑いが込み上げてくる。
ヴィル「１人で勝手に笑っているAは放っておいて……ルークの心配はいらないわ。安心なさい」
イヴ「は、はぁ……」
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
