◆555.記憶に残るくらい ページ33
カリム.
A達を信じて、舞台裏で待っていると、アナウンスが鳴り響いた。
「続きまして……エントリーナンバー１４。今年初参加のグループの登場です。
グループ名は……��俺と召使い��？
一体どんなファッションを見せてくれるでしょうか。拍手でお迎えください、どうぞ！」
今までに聞いたことないグループ名だな
ジャミル「��俺と召使い��……なんてひどいグループ名だ」
レオナ「さっき受付に聞かれたから適当に答えた」
ジャミル「まあいい。名前がなんであれ、俺達は最高のパフォーマンスをするだけだ」
カリム「レオナが失敗してもいいようにオレ達一生懸命頑張るからな！」
レオナ「失敗だあ？誰にもの言ってやがる。お前らなんざ、しょせん俺の添え物だ。行くぞ」
３人で一緒にステージに上がると、凄い数の妖精達がオレ達を拍手で迎える。
カリム「観客がたくさん……ステージの上から見ると凄い迫力だな！」
ジャミル「落ち着いて、練習通りランウェイを進もう」
歩き方に気をつけながら、花のアーチをくぐりながらランウェイを進んでいくと、妖精達がオレ達の衣装を褒めてくれる。
嬉しい。ちゃんと妖精達がオレ達を見てくれている。
ジャミル「衣装への反応は上々」
レオナ「クルーウェルのヤツ、偉そうにするだけのことはあって妖精にも通用するセンスらしいな」
カリム「よしっ、じゃあもっともっと盛り上げて行こうぜ！ヴィル先生の特訓の効果、ここで見せる時だ！いくぜジャミル！」
ジャミル「羽目を外しすぎるなよ、カリム！」
ジャミルとレオナより一歩前に出て、音楽にノリながら、ステップを刻む。
どこからともなく花びらが、蝶々が舞う。
「体を地面すれすれで回転させて……あんなに激しい振り付け、みたことがないわ！」
「大迫力！もっと近くで見よう！」
「とっても素敵……素晴らしいパフォーマンスですね、女王様！」
女王「ええ。とても美しいです」
妖精達も、女王もオレ達のことを見ている。
そして、Aも
あの時、初めて絨毯に乗せて星空を見た時みたいに目をキラキラさせてオレ達を見ている。
カリム「(胸が熱い)」
とても胸が熱い。踊るのが楽しくて仕方がない。
お前がちゃんと見ていてくれるなら、オレは頑張れる気がするんだ。
カリム「(だから、この光景を目に焼きつけてくれ)」
オレを……オレ達を。
ずっと記憶に残るくらいに。
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
