◆529.計画 ページ7
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ジャミル「カリム！！
お前はどうして面倒事を安請け合いしてくるんだ！？そういう時は��一度持ち帰って検討します��と言えと教えただろ！」
ラギー「レオナさん！！
オレを面倒事に巻き込まないでください！どうせ、面倒な事は全部オレに押し付けようって魂胆でしょ！」
一度オンボロ寮に戻って、ラギーとジャミルを呼び出し、事情を説明すればコレである。
僕とイヴとグリムは紅茶とクッキーを摘みながら富豪の跡取りと王族の第二王子が従者と下っ端に説教されている場面を傍観していた。結構おもろい。
カリム「でも、みんな困ってたみたいだし。オレ達全員で力を合わせればきっと大丈夫だよ」
レオナ「うるせぇな……俺だってやりたかねぇよ」
カリム「でも妖精の祭りだぜ？一度見てみたいと思わないか？」
ジャミル「カリム、事の重大さがわかっているのか？遊びに行くんじゃないんだぞ」
ラギー「オレを参加させたいなら、最低時給１０００マドルはバイト代出してください。話はそれからッス」
地味に高いな時給１０００マドル……
グリム「みんな言い争ってて、めちゃくちゃなんだゾ」
『これはみんな仲良く留年か？』
僕が笑いながらそう言えば、ラギーとジャミル先輩は黙った。
イヴ「学園がずっと過ごしづらいままでいいんですか？」
ラギー「それは……」
ジャミル「確かに……」
グリム「卒業するまで学園がこのままじゃ授業どころじゃねぇんだゾ」
いつも居眠りしているグリムが言うのは完全に��おまいう��なんだが、たしかに授業が受けられないのは少し嫌だな。
ジャミル先輩も「……やれやれ」と頭を抱えているし。
どうやらやる気になってくれたらしい。
ジャミル「確かに、このままじゃ時間の無駄だな。どうせもう断れない。イヴの言う通り、腹をくくって潜入した後の計画を立てよう」
カリム「計画？ティアラを偽物とすり替えればいいんじゃなかったっけ」
『それは計画じゃなくて目標でしょ』
ジャミル「そうだ。ティアラは女王の頭の上に乗っているんだろう？どうやってすり替えるか、その手段を相談する」
カリム「魔法を使って、気づかれないようにそっと浮かせて取ればいいんじゃないか？」
そう言いながら紅茶の中に大量の角砂糖を放りこんでスプーンでかき回すカリム。
相変わらず見ているだけで胸焼けする光景に、とりあえず僕はその光景から目を背けた。
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
