◆557.バレてしまう ページ35
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ラギー「ふう……すり替え成功」
グリム「にゃ、にゃにっ！？
気づいたらもう終わってたんだゾ！早技すぎて全然見えなかった！」
ラギー「ティアラを髪に固定してたピン外して戻して６秒ってとこッスね。
……１０秒もいるもんか。レオナさん、オレを侮りすぎッスよ。シシシッ」
リーダーを甘く見ている下っ端の姿がそこにあった
てか、ラギーだった
ラギー「おっ。Aくんにイヴくん、おかえり！タイミングバッチリだったッスよ！」
『それはよかった』
イヴ「女王様も全然気付いていませんでしたよ」
ラギー「シシシッ。まっ、素人と一緒にされたら困るッス。
よし！早くここを離れよう」
ラギーとグリムと合流し、僕達はすぐに亜熱帯ゾーンへと駆ける。
肌黒組も何事もなく終わったようで、遠くから拍手喝采が聞こえる。これであとは植物園から妖精達にバレることなく脱出するだけだ。
ラギー「ほら、早く早く！」
イヴ「ま、待ってください……！」
グリム「ラギーとA、足が速すぎる……！」
『僕は人並みだと思うけど』
息が切れ始めているイヴとグリムを待っていると、突然頭上から冷たい雨が降ってきた。
イヴ「え」
『え』
グリム「ぶわっつめてぇっ！？なんだ！？雨が降ってきたんだゾ！？」
イヴ「室内なのに！？」
ラギー「違う、これは……植物園のスプリンクラーッス！」
なるほど。亜熱帯ゾーンは確かに暑い。その対策としてのスプリンクラーか。納得納得。
ラギー「やばい、亜熱帯ゾーンにはスコールタイムが設定されてたの忘れてた！このままじゃ……」
イヴ「水で��妖精の粉��が全部落ちちゃう！」
『いらん設定』
なんでこんな時にタイミング良く降るかなスプリンクラー。迷惑にも程があるぞまったく。
刹那、後ろの方から話し声が聞こてきた。
ラギー「やばいっ、誰か来る！ひとまず物陰に隠れるッス！」
僕達は茂みの中に隠れ、息を潜める。
「なんだ……？このあたり……すごく、人間くさい！」
人間くさいってなんだ
「妖精の祝祭に人間が紛れ込んでいたのか？なんと不敬な！」
「匂いが近い。どこに隠れている！出てこい！」
結構マズい状況だ。
ラギー「このままじゃ見つかっちまう！」
「ここか！？」
イヴ「っ……！」
水の妖精が僕達が隠れている場所に近づいて来た刹那、
「おい、お前」
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
