◆523.【フェアリー】異常 ページ1
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『……あっっっつ！！！！』
今日は休日。
学園が休みだというのなら昼過ぎまで寝てしまおうかと思っていたが、気持ち悪い程の寝苦しさに目が覚めてしまった。
『えぇ……なんでこんな暑いの……』
寝室が猛暑ってくらいに暑い。
今、春じゃなかったっけ？
異常気象にも程があるだろうが。
僕はベッドから降り、寝室を出て寝間着のまま談話室に向かう。
『うわっ、ここもめっちゃ暑い』
イヴ「……あ、Aちゃんおはよぉ……」
グリム「ふなぁ……」
階段を降りて談話室に赴くと、雑誌で仰ぐイヴと床に寝転がるグリムがいた。
開けてある窓からは春特有の心地良い風が吹いているため、どうやらこの寮自体が暑いらしい。
『なんでこんな暑いの……』
イヴ「わ、わかんない。朝からずっと暑くて。でもこの気温変化は私達の寮だけじゃないみたい」
『マジ？』
イヴ「エースくん達からメールの着信がきたんだけど、寮によっては暑かったり、寒かったりしているんだって」
『絶対只事じゃない……』
僕達の寮だけでなく、他の寮にもこんな異常が起きているんだとしたら絶対只事じゃない。
外は涼しいのに内は暑かったり寒かったり。
『……そういえば、妖精は？この学園って妖精の力を借りて温度調整してるんじゃなかったっけ？』
イヴ「それが……朝から見かけなくて……」
『えぇ……』
とうとう家出してしまったか妖精。
ちゃんとお礼としてクリームをお供えしていたつもりだったんだけどな。
すると、テーブルに置いてあったスマホが突然鳴りだした。
イヴ「……あ、校長先生からメール」
『なんて？』
イヴ「えっと……��イヴさん、Aさん、緊急事態です。３０分後に学園長室まで来てください。絶対に。見て見ぬフリは許しませんからね。絶対に。��だって」
『��絶対��って２回言ってんじゃん』
グリム「なんだぁ？オレ様達、また変な事に巻き込まれんのか」
「面倒くせぇんだゾ」と床をゴロゴロと転がり回るグリム。踏んでも知らねぇぞ。
とりあえず僕らには選択肢が１つしかないようだ。
僕は深く溜息を吐いた。
『無視しても後々面倒そうだから行くしか僕達に選択肢がないんだけどね』
イヴ「じゃあ、返信しとくね」
『僕はシャワー浴びてくる。汗かいてて気持ち悪い』
イヴ「いってらっしゃい」
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
