【アナザー】それぞれの裏話 ページ47
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◇430.僕は人間
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ジャミル「そういえば君、魔法効かないんだよな?」
『全属性の攻撃魔法、操られる系のユニーク魔法も、拘束系も、人体に害が及ぶ魔法も一切効かないよ』
ジャミル「このチートめ」
『でも治癒魔法とか魔法薬は普通に効くよ』
ジャミル「都合の良すぎる体質だな」
何回も言われた言葉だからもう慣れた。
なんで僕だけこんな体質を持っているのか覚えてないし、僕の記憶が正しければ普通の親の下に産まれたような気がする。
『まあ、でも物理は普通に効くんだけどな』
ジャミル「なるほど。
では、君を殺すなら刃物がちょうどいいな」
『殺害予告された。誰か助けて』
ジャミル「しかし魔法が効かないならあの時の傷はなんだったんだ?血がダラダラ出ていたじゃないか」
『まあ、あの時は本当に怪我したからな』
ジャミル「氷の刃も魔法だったじゃないか」
『だから、談話室に連れてこられた時に君が席を外した隙を狙って刃物で傷つけたんだよ』
そう言うとジャミル先輩は「うわぁ……」と引いた顔で僕を見たが、すぐに呆れた顔をして、
ジャミル「……頼むから、自分を傷つけるのはやめてくれ」
『(罪悪感で押し潰されそうな顔してやがる)』
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◇468.信じるから疑う
イヴ.
アズール「……さて、ここまで異議はありますか?」
私達は首を横に振ると「それではこの作戦でいきましょうか」とアズール先輩は立ち上がる。
アズール「では、イヴさん。コンタクトは明日までに早急に準備しますね。
僕達は部屋に戻ります。おやすみなさい」
グリム「おやすみなんだゾ」
イヴ「おやすみなさい」
『おやすみ〜』
……ん?
ふと、振り向けばジェイド先輩とフロイド先輩は出て行こうとせずに未だに床に座っている。
グリム「あれ、オメー達は部屋に戻んねーのか?」
フロイド「オレ達A達と寝る〜」
イヴ「えぇっ!?な、ど、どうしてですか!?」
ジェイド「僕の口から言わせる気ですか?イヴさんって意外と意地悪ですね」
イヴ「あらぬ誤解ぃ……」
戸惑っていると『イヴと寝るのは僕だけで十分だ』とAちゃんが私を抱き締めてきた。
いろいろとおかしい。
アズール「お前達!抜け駆けはダメだと何度言えば」
フロイド「アズールも一緒に寝る?」
アズール「え……」
イヴ「お部屋にお帰りください」
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冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 507話の『お前の宴好き、なんとかならないのか?』のところなんですけどアズールのセリフになってますが喋り方からしてジャミルではないでしょうか? 何度も読み返してます!頑張ってください! (2020年10月4日 15時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - moekaさん» ◆15◇のProfileで詳しく書いたつもりのものがありますのでそちらへお願いします (2020年8月25日 17時) (レス) id: cd043d76e1 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - それぞれの監督生の性格などが詳しく知りたいです。検討をお願いします。 (2020年8月25日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます(*´▽`*) (2020年7月29日 10時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬雪 | 作成日時:2020年6月24日 0時