◆517.魔法の進歩 ページ38
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アズール「召喚魔法の初心者は召喚出来る物に限りがあります。物や人、上級者はモンスターだって召喚することが出来ます」
庭に出てみると、アズールの前に多数のスカラビアの寮生達が集まっていてアズールの話を真剣に聞いている。
カリム「おおっ！寮生がたくさん集まってるな！」
『なんか面白そうだから見に行こうよ！』
ジャミル「俺まで巻き込むな！」
ジャミル先輩の手を引いてカリムと一緒に人集りが出来ているところまで近寄る。
アズール「コツを掴んでしまえば��その場所にある物��を召喚することができます。魔法陣は自分で出現させることは出来るでしょうが、正確に召喚したい場合は手書きで魔法陣を描くことをオススメします」
そう言ってアズールはおもむろにチョークを取り出すと構図が複雑な魔法陣をスラスラと書いていく。
この男、魔法陣の書き方まで頭に入っているのか
魔法陣を書き終えたアズールは僕では聞き取れない呪文を詠唱をすると、魔法陣が光り、ポフンっ、という音と同時に魔法陣の上になんか見たことある帽子が現れた。
アズール「はい。この様に誰かが身につけている物も簡単に召喚出来ます」
「おお……！」と感動しているカリムとスカラビアの寮生達。
アズール「おや、ジャミルさんとAさんとカリムさん。どうでしたか？僕の完璧な演説は」
ジャミル「お前が完璧だと思うなら成功して良かったんじゃないか？」
『うん。凄かった。魔法陣って手書きで書いても効果とかあるんだね』
アズール「褒めていただき恐悦至極です。
魔法陣はアナログ式ですね。魔法陣を魔法で出現できるところまで世の中進歩しましたのであまり使われない様式ですが」
『(魔法にも進歩とかあるんだ)』
『じゃあ僕も書いてみようかな』とチョークに手を伸ばそうとすれば「魔力を持ったヤツしか効果がないに決まってるだろ」とジャミル先輩に切り捨てられた。
カリム「オレもやってみていいか？」
アズール「ええ。どうぞ」
カリム「やった！ 何を召喚しようか？」
アズールからチョークを受け取って魔法陣を地面に書き出すカリム。
『気になってたけど、その帽子誰の？なんか見たことあるけど』
アズール「ああ、これはフロイドのです。朝に少し悪戯されたのでその仕返しに」
『悪戯？』
アズール「メガネのレンズに指紋をつけまくられました」
『地味に嫌な嫌がらせじゃん』
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冬雪(プロフ) - ブルーサファイアさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーサファイア(プロフ) - 507話の『お前の宴好き、なんとかならないのか？』のところなんですけどアズールのセリフになってますが喋り方からしてジャミルではないでしょうか？ 何度も読み返してます！頑張ってください！ (2020年10月4日 15時) (レス) id: bd3a10c6c4 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - moekaさん» ◆１５◇のProfileで詳しく書いたつもりのものがありますのでそちらへお願いします (2020年8月25日 17時) (レス) id: cd043d76e1 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - それぞれの監督生の性格などが詳しく知りたいです。検討をお願いします。 (2020年8月25日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2020年7月29日 10時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月24日 0時
