◇465.取り合い ページ35
イヴ.
……また負けてしまった
やっぱり私ボードゲーム苦手なのかな。
このあいだもエースくん達と人生ゲームした時私とグリムくんがボロ負けしてたもんなぁ。
すると、誰かの足音が近づいてくる。
カリム「おっ、なんだお前ら。まだ遊んでるのか？」
ジャミル「えっ！？」
振り向くと、カリム先輩とジェイド先輩がいた。
そういえばさっきカリム先輩と��お話し��してくると言って私達と別行動をしていたジェイド先輩だけれど、一体どんなお話しをしてきたのだろう。
カリム「ん？��マンカラ��か。懐かしいな。昔ジャミルと何時間も勝負したっけ」
『カリムもやる？みんなでアズールをフルボッコにしようぜ』
カリム「おう！」
アズール「それは臨むところですね」
私達のもとに駆け寄るカリム先輩の前に、何故かジャミル先輩が立ち塞がる。
カリム「ん？どうしたジャミル」
ジャミル「お前、もう寝てたはずだろ？どうして……そもそも１人でフラフラと出歩くなといつも言ってるだろ。もしまた誘拐されでもしたら……」
『誘拐されたことあんのかよ』
カリム「つってもオレが小さい時だけどな。
心配症だなジャミルは。大丈夫だよ。ジェイドも一緒だったし」
ジェイド「はい、ずっとカリムさんの傍にいましたよ」
ジャミル「＿＿！！」
アズール「カリムさんは本当に親切な方ですね。色々と丁寧に教えてくださって……」
するとジャミル先輩はジェイド先輩を睨みつき、雰囲気が何故か重い苦しいものに変わる。
ジャミル「……お前、カリムに何をした？」
ジェイド「なに……とは？僕達はただ楽しくお話ししていただけですよ」
そう言って悪い笑顔を浮かべるジェイド先輩。
……本当に何をしたんだろう
するとジャミル先輩はカリム先輩の腕を無理矢理引っ張る。
ジャミル「戻ろう、カリム」
カリム「え、なんだよ、急に」
ジャミル「いいから、戻るぞ！」
更に強く、カリム先輩の腕を引く。
カリム「うわっ！？わかった、わかったから引っ張るなって！」
『待て！！』
するとAちゃんが空いた方のカリム先輩の腕を掴んだ。
フロイド「ウケる。ラッコちゃんをAとウミヘビくんで取り合ってる」
『ジャミル先輩……』
ジャミル「……」
すると、Aちゃんは親指を立てて、
『夜はまだ長い！さあ、一緒に遊ぼう！！』
ジャミル「早く寝ろ！！！！」
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» 誤字報告ありがとうございます (2022年7月6日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - 452話でフロイドの発言のとこジェイドになってますよ (2022年7月6日 8時) (レス) @page22 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - かささん» 誤字報告ありがとうございます (2021年6月14日 19時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 454話のジャミルの発言でリーチ兄妹になってますよ。 (2021年6月14日 19時) (レス) id: 1eba2fdd86 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 朔さん» ご報告ありがとうございます (2021年2月5日 9時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月13日 0時
