◇452.恩返し ページ22
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アズール「グリムさんの言う通り、彼はこの学園では珍しいタイプかもしれません。あまり主張がない……というか。大人しくて地味というか」
君が目立とうとし過ぎなんだと思う
という言葉は喉の奥へしまい込んだ。
フロイド「あー、オレもバスケ部でウミヘビくんと一緒だけどイイコちゃんなプレイするヤツって印象」
君がちゃんとしなさ過ぎなんだと思う
エースから聞いた話。フロイドは気分屋だからよく試合放棄したり１人で突っ走ったり突然ダンスを始めたりするということを僕はちゃんと知っている。
しかしその言葉も喉の奥へしまい込んだ。
フロイド「他の寮にあんま興味ないから知らなかったけどスカラビアの副寮長だったんだ？」
アズール「寮長の圧政に、副寮長の彼が困っている、……ふむ」
『アズール』
アズール「なんです？」
『��それでも、本当にどうしようもない時は君が僕とイヴを助けてくれないかな��
……忘れたとは言わさねぇからな』
アズール「……」
『あの時の恩を仇で返す程、君の性根が腐っていないよね？』
イヴ「��あの時の��？」
��あの時の恩��といえば、オクタヴィネルオーバーブロット事件もあれば、アズール、足だねタコに戻るという中途半端事件もあるし、結構巻き込まれているのはたしかだ。
フロイド「Aが悪い顔してる〜」
ジェイド「おやおや」
アズール「……では、力になってさしあげなくては」
グリム「ほぁ？オメーがそんなこと言うなんてどういう風の吹き回しなんだゾ？」
アズール「失敬な。僕は前回の一件で自分の欲深さを反省し、心を入れ替えたんです。これからは海の魔女のように、慈悲の心で学園に貢献しようと決めていますので」
イヴ「慈悲の心……」
アズール「今、スカラビアが危機に瀕し、クラスメイトが助けを求めている＿＿そんな一大事、無視することは出来ません」
フロイド「ふ〜ん？」
ジェイド「ほほぅ……？」
本当はこのトリオに助けを乞うのは気が引けるけど、一大事だし仕方ない。
何より、ジャミル先輩から��スカラビアの問題を解決してくれ��と頼まれたのだ。
誰かが不幸せになろうが、頼まれたからにはちゃんと解決しなくては。
アズール「毎年同じ顔に囲まれてターキーをつつくのにも飽きてきたところですし」
『(このメンツで年越しするのか)』
普通にヤバそう
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» 誤字報告ありがとうございます (2022年7月6日 9時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - 452話でフロイドの発言のとこジェイドになってますよ (2022年7月6日 8時) (レス) @page22 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - かささん» 誤字報告ありがとうございます (2021年6月14日 19時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 454話のジャミルの発言でリーチ兄妹になってますよ。 (2021年6月14日 19時) (レス) id: 1eba2fdd86 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 朔さん» ご報告ありがとうございます (2021年2月5日 9時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年6月13日 0時
