◆95.食べ物を粗末にすんな ページ1
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「本気でやる気だったのかよ……」
「さすがにやり過ぎだろ……」
「バケモノだ……」
「そうだ、バケモノだ！！」
するとまたハーツラビュルの寮生達が卵をリドル先輩に投げようとしていた。
『リドル先輩！』
リドル「！！」
僕は駆け出してリドル先輩を抱き締めて、卵から彼を庇った。
僕のカーディガンに割れた卵が流れ落ちる。
エース「A！？」
デュース「A！？」
グリム「A！？」
イヴ「Aちゃん！？」
トレイ「お前……」
『……食べ物粗末にしてんじゃねぇよ！！！！』
僕はハーツラビュルの寮生達に怒鳴った。
「な、なんだよお前……」
「お前もバケモノか！？」
『だから卵投げんなっつーの！！』
混乱しているのか、寮生達は卵を投げ続ける。
デュース達が「早く離れろ！」とか言ってるけど、今リドル先輩を放っておいたら、嫌な予感しかしないから、離れることなんて出来なかった。
イヴ「もう、やめてください！！！」
イヴの声で、やっと卵の襲撃が終わった。
僕は卵を無駄にしたことないってーのに。なんで卵だらけにならなければいけないんだ。
イヴ「皆さん、全部寮長さんのせいだって言いますけど、卵を寮長さんに投げた時点で貴方達も悪者ですからね！？これはれっきとしたイジメです！」
「な、なんなんだよお前ら……」
「お前ら寮長に味方すんのかよ！」
『僕達は誰の味方でもないよ』
僕とイヴとグリムは��無名の生徒��だ。
味方とか、敵とか、そんな面倒臭い立場はいらないんだ。
『……先輩』
リドル「……」
先輩の顔を見ると、先輩の目は淀んでいて、その目に僕は映っていなかった。
『落ち着きましょうよ』
リドル「……」
『……先輩？』
リドル「……ボクは、キミだけは、違うと思っていたんだ」
刹那、雫が滴れるような音がした。
リドル「でも、キミは思い通りにいかなくて……」
『先輩？』
リドル「どうして、どうして、どうして！！」
すると、リドル先輩のマジカルペンが黒く塗り潰されていくのがわかる。
『(な、なにこれ……)』
クロウリー「いけませんローズハートくん！
それ以上魔法を使えば、魔法石が��ブロット��に染まりきってしまう！」
イヴ「Aちゃん逃げて！！」
リドル「嘘つきなキミなんて、
大っ嫌いだ！！！！！」
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冬雪(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。面白い、と思ってくれて嬉しいです (2022年12月8日 18時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - めっちゃ面白すぎる！！ 夢主ちゃん良い子すぎて泣ける、、、 (2022年12月8日 16時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» コメントありがとうございます。少しでも楽しめたら嬉しいです (2021年4月11日 23時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 120話ツボりました。他の話もですけど面白かったです。このやr((殴 すとーりーおおいねぇ。(思考停止) (2021年4月11日 21時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 13番さん» 報告ありがとうございます (2020年9月6日 14時) (レス) id: a3f0fbae31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年4月6日 4時
