◆62.友達にはなれない ページ17
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『リドル先輩リドル先輩ドリル先輩！』
リドル「……変なの混ざってる」
『すみません、噛みました』
リドル「わざとでしょ」
覚えのあるやりとりに僕が笑うとリドル先輩は困ったような笑顔になった。
リドル「ゆっくり話したいところだけどボクはハートの女王の法律・第３３９条
��食欲の紅茶は必ず角砂糖を２つ入れたレモンティーでなければならない��
を守るために購買に角砂糖を買いに行かなきゃならないから」
『あ、大丈夫です。歩きながら話しましょ。ていうか角砂糖２つ入れたレモンティーって凄い甘くないですか？』
リドル「まあ、ルールだからね」
そう言って歩き出すリドル先輩の後を追う。
リドル「キミはボクに話しかけてくれるんだね」
『ん？』
リドル「大体の人はボクのことを知れば必要最低限話しかけてこないし、ボクから話に言ってもビクビクするし」
『なるほど。リドル先輩は普通の話し相手が欲しいというわけですね』
リドル「そんなんじゃないさ。特定の人はウザいくらいにボクに絡んでくるし」
『じゃあ��本当の友達が欲しい��とか？』
僕がそう言うとリドル先輩は目を逸らした。
この学園の生徒ってプライドが高くて面倒臭いっていうから友達が出来たとしてもそれは上辺だけの存在ということで、本当の友達には程遠いのかもしれない。
『なればいいんですよ。そのウザいくらいに絡んでくる奴と』
リドル「お断りだね」
『即答！？ウザいくらいに絡んでくる奴可哀想！』
リドル「別にボクは友達が欲しいわけじゃない」
『え、欲しくないんですか？』
リドル「……」
『じゃあ、僕と友達になりますか？』
リドル「え……」
僕が軽い冗談でそう言うと、リドル先輩は本気にしたかのように素早く反応する。
うわっ、冗談って言い難い雰囲気
リドル「……先輩と後輩が友達になれるわけないでしょ」
『なれますよ』
リドル「……キミって本当に変な子だよね」
『だから僕より変な奴いますって！
とびっきりお人好しな奴とか、食レポする猫とか」
リドル「でも、ボク達は友達にはなれないよ」
『なんでですか！？』
リドル「キミみたいな、人をダメにするような人を、��あの人��が許すばすないもの」
そう言うリドル先輩は幼さが出た困ったような笑みをした。
……ていうか、
『(人をダメにするのか、僕……)』
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冬雪(プロフ) - サナさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただければなと思うばかりです (2022年8月11日 20時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - やっと、2巻なんだゾ(このお話の)。楽しみ。 (2022年8月11日 18時) (レス) id: 2c45cd1730 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ゆずさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月13日 11時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ◆82話のところでトレイ先輩がトイレになっててめっちゃ笑いましたwwww (2020年10月13日 3時) (レス) id: 207a7fb508 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るなさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月31日 8時
