【アナザー】それぞれの裏話 ページ49
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◆23.当たって砕けろ
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イヴ「えっと……確認するね。
まず、囮役の二人が怪物を誘い込んで、落とし穴に誘い込んだら魔法で怪物を怯ませて、そして足止めしているうちに魔法石を採ってくるんだけど」
僕らで輪になってイヴの作戦を聞き、役割を決めるに至る。
『んじゃ囮役は僕とグリムがするよ』
グリム「ふなっ！？」
イヴ「で、でも危ないよ？これは私が考えたことだから私が囮役になろうと思ったんだけど」
『いやいや、司令塔にもしもの事があったら僕らは動かなくなっちゃうよ。それに僕、体動かすのは自信があるしグリムは無駄に逃げ足速いし』
デュース「たしかに」
エース「たしかに」
不安そうに僕を見るイヴの横で準備運動を始める僕に「気をつけてね？」とイヴが言う。
僕は頷く。
エース「んじゃオレは怪物を怯ませる」
デュース「俺は足止め」
イヴ「私は……」
エース「お前は魔法石を盗むまでスタンバッテろ」
イヴ「わ、わかった！」
『んじゃエース！落とし穴掘りに行こーぜー』
エース「了解っ！」
『グリムも来て。お前、犬かき得意だろ？』
グリム「オレ様は犬じゃねえ！！」
デュース「……あいつら、大丈夫なのか？」
イヴ「た、多分……」
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◇42.変な子
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リドル「魔法が効かないってことは僕の魔法も効かない？」
『多分。効かない魔法は属性とかも関係ないっぽいですし』
リドル「そっか……」
ヴォーパルを馬小屋に戻すというリドル先輩の後について行く。
そして何故か僕が魔法が効かないと言ってから少し浮かない顔をするリドル先輩。
リドル「……じゃあ、君は全魔法士の敵だね」
『な、なんでですか！？』
リドル「魔法が効かないなんて、魔法士の天敵じゃないか」
『天敵！？』
そんなに僕は魔法士にとって害だったのか
『味方がほしいです！』
リドル「そう言われても……」
『リドル先輩、味方になってください！』
リドル「……！」
そう言うとリドル先輩は目を張った。
リドル「……じゃあ」
『？』
リドル「僕を嫌わないって、約束してくれる？」
『え……』
リドル「やっぱなんでもない。味方の件は考えといてあげるから今日は帰りな。早く帰らないといけないんでしょ？」
『あ、そうだった！それじゃ、リドル先輩』
僕はオンボロ寮に向けて走り出した。
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
