◇36.人間は貪欲ですから ページ38
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『えっと……名前はAで……寮はオンボロ寮』
クロウリー「……」
学園長室に来て、必要だと言われた資料にガラスペンで記入していく。
『……��ユニーク魔法��？』
クロウリー「ああ、そこは書かなくて結構です」
『……なんで僕達って魔法が使えないのかな』
クロウリー「……」
ふと、疑問に思った。
『魔法が使えないのに、闇の鏡はなんで僕とイヴを呼び寄せたんだろうね』
クロウリー「……昨夜、寝る前に少し調べたんですが」
『？』
クロウリー「闇の鏡は選ばれし者を呼び寄せる他に��強く願いを持つ者��も呼び寄せるようです」
『��強く願いを持つ者��……』
自分で関係ないと思った。
だって僕はこの世界に来る前の記憶が曖昧だから。
なのに、何故か手が止まった。
クロウリー「古い文献に記されていたことですから信憑性はかなり薄いですが、これは��もしかしたら��の話です。貴女とイヴくんはここに来る前、つまり自分達が住んでいた世界で強い願いを持っていたとしましょう」
『でも強い願いなんて、いろんな人が待ってるよ』
クロウリー「ええ、人間は貪欲ですからね。
しかし、それをも超えた願いだとしたら？」
……なんだそれ
クロウリー「その願いが叶えられるなら、なんだってしていい。無理な事でも、いろんなものを犠牲にしてでも、たとえ自分が死んだとしても、その願いを叶えてみせると」
『……』
クロウリー「そんな風に思っていたとしたら？」
『……』
クロウリー「貴女とイヴさんはどんな願いをもっていたんでしょうね？」
願イ
校長先生は意地悪な笑みを浮かべていた。
……ああ、なんてムカつく笑みだろう
『……校長先生』
クロウリー「なんです？」
『それがわかったら苦労しないっつーの！！！』
僕は勢いよく机に頭を叩きつけた。
クロウリー「……貴女ってほんと行動が予測出来ませんね」
『強い願いがあったから僕らをこの世界に呼び寄せたあ！？
だったらこの世界に連れて来るなっつーの！！少なくとも��ツイッターワンダーランド��に来たいとは思ってなかったろ過去の僕！！」
クロウリー「��ツイステッドワンダーランド��！」
『強い願望！？そんなのお金持ちになりたいとか権力が欲しいとか、そこら辺だわ！』
クロウリー「強欲ですねえ……」
『……それか』
クロウリー「まだ何か？」
『早く、元の世界に帰ること』
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
