◆23.当たって砕けろ ページ25
イヴ.
今のAちゃんの表情は凄く悪い表情だった。
『そっかそっか。まだ入学して間もないのに。二人は後ろ指差され笑われながら退学かあ』
エース「テメェ……女だからって」
『男だったらお前らのお前らを蹴り上げてたけど』
するとエースくんとデュースくんは顔を青くした。
エース「お前って可愛い顔して恐ろしいこと言うんだな……」
『なんとでも言え。僕は君達を退学にさせない』
デュース「！」
『闇の鏡に選ばれて、魔法にも選ばれた君達が退学なんてことになったら僕は納得しないからな』
自分のことより、エースくんとデュースくんのことを優先しようとするAちゃんはただただ、
かっこよかった。
私と顔が似ているのに、私と正反対の女の子
憧れた。
イヴ「(私も、Aちゃんみたいに強くなれたら)」
『ね、イヴ』
イヴ「！！」
『あの怪物を倒す方法一緒に考えようよ』
差し伸ばされたその手を私は掴んだ。
……私に出来ること
みんなで協力して、怪物を倒せる方法……
足止め出来る方法とか、何かないか、脳内のあらゆる思考をフル起動させる。
イヴ「(あ……)」
『ってことで協力し合う！』
エース「はぁ？協力？マジ寒いわ〜」
イヴ「……」
エース「オレとこいつが協力なんて出来るわけねぇだろ」
デュース「同感だ。俺もこいつと協力出来るとは思えない」
『かっこ悪っ』
イヴ「かっこ悪っ」
エース「二人揃って言うのかよ！！」
グリム「Aはともかく、イヴからそんな言葉が出るとは思わなかったんだゾ……」
無意識に出た言葉だった。
自分でもビックリしている。
デュース「でも、どうしたら……」
イヴ「わ、私！一つだけ、提案が……」
『え、マジ？』
エース「……っあーもう！わーったよ！
で、どんな？」
みんなで出来るだけ輪になって私が思いついた方法を説明した。
イヴ「……って感じなんだけど、どうかな？」
『イヴって策士？』
イヴ「そ、そんなんじゃないけど……」
『これならいけるでしょ！あとは当たって砕けろ』
イヴ「砕けちゃダメだよ！！」
エース「……まあ、やってみる価値はあんじゃねーの？」
デュース「ああ。一か八かやってみよう！」
なんとか賛成してもらえたみたいでホッとする。
話を聞いてもらえたのはきっと、Aちゃんのおかげだ。
イヴ「(Aちゃんがいてくれてよかった……)」
.
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
