□114.恋愛対象？ ページ16
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麗日「……なんかAちゃん焦げた？」
『……けほっ』
口から黒い粉が出た。
命に関わらない程度の爆豪くんの爆破を食らった私はある意味焦げたのかもしれない。
八百万「白野さん髪がボサボサですわ！」
『少々爆破に巻き込まれただけです』
八百万「何があったんですの！？」
芦戸「なんかアンタの髪から黒い粉が出てくるんだけど」
『多分煤ですね』
芦戸「マジで何があったの？」
麗日さんに渡してもらったタオルで顔についた煤を拭いていると、ふと爆豪くんと目が合う。
ギュルン！とでも効果音がなりそうなほどにそっぽを向き、部屋へ戻って行ってしまう。
麗日「また爆豪くんと何かあったん？」
『一緒の傘に入って帰ってただけなんですけどね』
その言葉を言った刹那、私の周りにいた女性陣が反応した。
八百万「そ、それってもしや巷で有名な相合傘とでは！？」
『……相合傘？』
麗日「少女漫画でよくある展開や！男女が１つの傘に入って密着するという王道的なラブイベント！」
『ら、らぶいべんと……？』
耳郎「白野処理追いついてないっぽいよ」
話を整理すると私と爆豪くんが先程やっていたのは相合傘というものなんだろうか。
たしかに密着はしていたがお互い濡れないためだったし。
八百万さん達がテンションを上げて「きゃー」と歓声をあげる理由すらも理解出来ない。
『相合傘ってそんなにいいものなんですか？』
芦戸「あー……白野そういうの疎そうだもんね」
耳郎「一言で言うならリア充の嗜み」
葉隠「でも相手は爆豪くんだよね？あの爆豪くんに少女漫画的な雰囲気醸し出せるのかな？」
葉隠さんの言葉に何故かみんなが黙った。
麗日「た、たしかに……！」
八百万「いや、でも、もしかしたら……」
フォローしようとした八百万さんが言葉に詰まる。
普段の爆豪くんからはきっと想像出来ない。
私だって難しい。
あの爆豪くんが誰かに「好き」なんて言う時があるとするなら私はその場に居合わせたいくらいだ。
耳郎「アンタはどう思うの？」
『え』
耳郎「爆豪のこと」
『私は……』
爆豪くんとは友達になりたいと思っている。
それ以上でもそれ以下でもない。
少なくとも私は彼にふとした時に頼られる存在になれたらいいなと思っている。
『爆豪くんに恋愛相談される仲になりたいです』
耳郎「……多分難しいと思う」
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冬雪(プロフ) - 夢桜さん» ありがとうございます。夢主気に入ってくれて大変嬉しく思います。 (2020年1月13日 1時) (
レス) id: 25f70c9881 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 遅いですが続編おめでとうございます！更新される度とても楽しく見させて頂いてます！！夢主さんの性格や話が読みやすくてとても大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 0時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます。光栄です (2020年1月2日 19時) (レス) id: e98b400c56 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - え、まって、めっちゃ上手！文章の書きかたが上手すぎてビックリしました！応援してます！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 寝不足猫ﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2019年12月25日 17時) (レス) id: 38a44182a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年12月1日 0時
