■123.閉じ込められても ページ25
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『噴水は止めることは出来ましたが、この地面に溜まった水はどうするんですか？若干魚とか泳いでますけど』
商店街の中心に轟くんが凍らせた噴水の跡の側で私達は犯人が来ないか警戒していた。
ちょうど膝下まで溜まった水の中には魚類が泳いでいる。
ホークス「犯人を捕まえたら痛みつけてでも水を元の場所に戻しますから大丈夫ですよ」
『痛みつけてでも、て……』
ホークス「任せてください。調教は得意ですっ」
『笑顔で言う言葉じゃないですよ、それ』
やはりこの鳥人間はヤバイ。
この人の側で鍛錬していた時期はとにかく彼は鬼畜だし、ていうかこの人のせいで私は暗闇が嫌いなったと言っても過言ではないだろう。
とにかくこの人のもとで修行をしていたらSAN値がいくつあっても足りないということだ。
ホークス「そもそもなんで水が溜まってるんでしょうね」
轟「商店街の外に水が広がらないように商店街の周りを氷の壁で覆ったから」
ホークス「へー、流石エンデヴァーさんの息子」
轟「あいつと比べられても困る」
ホークス「えー？でも褒めてるんだよ？人って褒めると伸びるんでしょ？だから君も伸びなよ。エンデヴァーさんみたいに大きくなりなよ」
轟「嫌だ」
ホークス「即答！？」
……紅白男と鳥人間
響きからして縁起が良さそうだ。
『まぁそれよりエンデヴァーさんと合流しますか。戦力は大きい方がいいですし』
歩き出そうとした刹那、足元の水が意思を持ったように動き出し、私全体を呑み込むように覆う。
轟「白野！！」
『……』
呑み込まれる前に大きく息を吸って息を止めたためとりあえず心配ないとジェスチャーで轟くんに伝えていると、私達の前に半魚人みたいな女の人が現れた。
「やっぱり貴女、植物人間の時に活躍していた女の子だったのね。貴女に動かれると厄介だから水の檻に閉じ込めさせてもらったわ」
『……』
「息を止めるのも時間の問題でしょ？貴女達が私の目標達成まで大人しくしていてくれるのなら」
犯人であろう半魚人の言葉を無視して轟くんの炎の方に触れる。
轟「？」
私は轟くんの炎の個性を読み込み、水の中で自分の血を浮かばせ、点火させる。
炎の威力を操り、水を蒸発させる。
「え、え……えぇ！？」
犯人はワ○ピースのキャラが驚いた時みたいに目玉が飛び出す。「な、何故！」と犯人は指さす。
『……まぁ、どちらにせよ私は死なないってことですよ』
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冬雪(プロフ) - 夢桜さん» ありがとうございます。夢主気に入ってくれて大変嬉しく思います。 (2020年1月13日 1時) (
レス) id: 25f70c9881 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 遅いですが続編おめでとうございます！更新される度とても楽しく見させて頂いてます！！夢主さんの性格や話が読みやすくてとても大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 0時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます。光栄です (2020年1月2日 19時) (レス) id: e98b400c56 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - え、まって、めっちゃ上手！文章の書きかたが上手すぎてビックリしました！応援してます！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 寝不足猫ﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2019年12月25日 17時) (レス) id: 38a44182a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年12月1日 0時
