■82.壊滅的 ページ33
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『緑谷くん、大丈夫ですか？』
緑谷「うん……なんか、ドッと疲れたよ」
あれから雄英に帰った私達は予想通り相澤先生に小言を言われ、私に関しては前回の事もあって１週間個性使用禁止令が下されてしまった。
え？個性使用禁止なら別に良くね？
なんて思っている人、そんなの大間違いだ。
１週間、授業の演習も相澤先生直々のスパルタ訓練も全て肉弾戦でこなせという意味である。
やはり彼は鬼畜だった。
『相澤先生の小言は長いですからね』
緑谷「あはは……それより白野さんの方は大丈夫なの？１週間個性使用禁止は大変じゃない？」
『演習の時私が怪我したら介護頼みます』
緑谷「あれ、でも白野さん演習の時とかってあまり個性を使っていないよね？」
『使ったとしても読み込んだ個性を解除すれば読み込んだ個性の持ち主はすぐに体調を崩しますし人によっては気絶してしまうので訓練になりませんし相澤先生からも��そういう使い方��はフェアじゃないからって禁止になっているんです』
緑谷「な、なるほど」
寮に戻ると共同スペースには誰もいなかった。
どうやら皆さん今日は珍しく部屋にいるようだ。
するとどこからともなくお腹が鳴ったような音がしたので緑谷くんの方を見るとお腹を抑えて居た堪れないのか照れ臭そうに笑う緑谷くんがいた。
緑谷「あは、あははは……お腹、空いたね」
『この時間ですから作るしかありませんね。しかし私、料理というものが苦手で』
緑谷「え、そうなの？なんだか意外」
『加減がわからなくて……以前はおにぎりを握ったら粒がなくなる程にまん丸に……』
緑谷「え」
『野菜炒めは炒めすぎて野菜がなくなりました』
緑谷「……」
敢えて言わないでいる緑谷くんだが表情でわかる。
「あ、この子壊滅的だ」と絶対思っているだろう。
自分も自覚しているから否定はしない。
我ながら料理などの家庭的な要素が出来ず、戦闘にしか興味がないなんて女として壊滅的である。
緑谷「カ、カップラーメン食べよっか！この前親から届いた物があったから部屋から取ってくるよ」
『申し訳ないです』
緑谷くんはそう言って階段を駆け上って行った。
私はソファーに座って緑谷くんを待っていると背後から足音が聞こえ「緑谷くん速いですね」と言いながら振り返ると、そこに立っていたのは緑谷くんではなかった。
予想外の人に私は目を張った。
『爆豪くん……？』
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夢桜(プロフ) - 夢を見たのは緑谷君かっ！最初から見させて頂いてます！とても面白いです！無理せず頑張って下さい！夢主ちゃんの性格好きだなぁ… (2019年11月17日 12時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
カロメG - この主人公の子の性格とても好きです！推しのホークスも出て来てて嬉しいです！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: e6da68bb26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月21日 15時
